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シュバルツバルトな毎日

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2006年 06月 22日

職人試験1日目終了

今朝はいつものように朝7時45分に学校の工場に集まりました。課題と試験で実際に作る部品の図面をもらい、変更点、諸注意を受けて、8時から試験開始。1時間の昼休みを挟んで、午後5時までの8時間の試験でした。
課題は、時計の自動巻き機構のモデルをつくることでした。実際に試験中に作る部品要素は、Schwungmasseとその回転軸、Grundplatineの3つでした。
午前中にSchwungmasse(真鍮板から製作)が完成し、Grundplatine(真鍮板から製作)を作り始めることが出来たので、どうにかなりそうだなぁという感覚的な見通しがたちました。午後も、回転軸(Rundstahlから)の削り出しを2度やり直しましたが、それでも、作業は順調に進み、試験終了の30分くらい前に提出できました。

試験官から追加の材料をもらう必要もなく、図面上に指示されたToleranzenもほぼ満たせたと思います。金属素材から部品を削りだしたり、Feilenで形を作る工作作業が好きなので、今日の試験は夢中で作業をすることができて、よかった。充実感のある試験でした。(でも、疲れた!)もちろん試験だからZeitdruckもあって、焦りもありましたが。
隣のV君は昨日までの試験準備が悪くて、しょっちゅう道具を貸してくれと頼まれたのが、すこし邪魔臭かったです。
明日は、腕時計用のUhrenwerkの修理、組み立て、調整。僕はまだ、Uhrenwerkの修理には少し苦手意識があるので、明日は、今日のように気分のいい試験にはならないでしょう。

そういえば昨日、学校の掲示板に
「本日の授業はドイツ-エクアドル戦のため、15時30分までとします。 校長」
という張り紙がありました。試合は16時からでしたから、生徒も先生も学校が終わったら、一目散に家へ帰って試合を観戦するんでしょう。でないと校長先生もオチオチしていられないのでしょうね。

by furtwangen | 2006-06-22 01:59 | 時計学校@Furtwangen


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