シュバルツバルトな毎日

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2006年 10月 03日

工場でのドイツ語

一日仕事をして、もうこれで仕事終わり!というときにFeierabendという言葉をよく使います。
辞書で調べてみると、「終業」とか「閉店」、「終業後の余暇」なんて書いてあります。
でも実際に使うときは、単純に「今日も仕事が終わった!」、「やっと今日も終わった!」という感じで、ちょっとホッとしたような表情で使ってますね、みんな。
schon Feierabend? もう仕事終わったの?(純粋に訊ねるときもあれば、「そんな訳ねーだろう」という皮肉的な意味でも)この言葉は、工場だけでなく大学やほかのいろんな職場でも使われているんじゃないでしょうか。

僕たちはほとんど同じ使い方で、Schicht!という言葉もよく使います。
Schichtはそもそも「層」とか「膜」とう意味ですね。物理的な層にも使いますし、社会的な層にも使えると思います。そんな意味合いから派生して(ここのへんからは僕の推測です)、交替制の仕事(例えば、朝8時に前の労働者の仕事を受け継いで、午後の5時に次の人にバトンタッチすると、仕事のラインが「層」状にバトンタッチされていくと。)とか、交替の作業員なんて意味にもなってきます。
つまり、Schichtな時というのは、(もちろん始まりのときもありますが)いままでやっていた仕事を、次の交替要員にバトンタッチして、家に帰れる嬉しいときなのです。ですので、たとえ次に交替の人がいなくても、Schicht!(仕事)終わり!ってな使い方になるわけです。
このSchicht!という言葉を、例えば大学の教授なんかは使わないんじゃないかなぁ、と思います。教授がSchicht!って言って帰路に着くのを見たことがありますか。(僕はドイツの大学で勉強したことがないので、本当はどうなのか知りません)

FeierabendにしてもSchichtにしても、「もう君は終わってる(望みなし)」なんていうちょっと絶望的な気持ちにさせてくれるときにも使いますね。
実技試験なんかで、試験の前に先生が言います。
「おのおの1つずつ材料が与えられています。もし、その材料の加工に失敗しても、もう一つだけ上げます、心配しないで。でももし、それも失敗したら、dann Schicht!、Feierabendだからね」
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by furtwangen | 2006-10-03 07:47 | 時計学校@Furtwangen


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