シュバルツバルトな毎日

sw110520.exblog.jp
ブログトップ
2006年 10月 15日

工具のドイツ語2

昨日の続き。

a0207111_5572752.jpg

これはネジ回し。ドライバーともいいますね。特にこの写真のような先の細いのを精密ドライバーといったりします。これをドイツ語ではSchraubendreherといいます。意味はまさにSchrabuen(ネジ)dreher(回し)です。このねじ回しのことを昔は、そして今でも時々、Schraubenzieherといいます。ziehenという動詞は「引く」とか「引き抜く」という意味です。だから分からないのです、なんで昔ねじ回しを、Schraubenzieherと言ったのか。こちらの人に聞いても、誰からもはっきりした答えが返ってきません。ねじ回しを使ってネジを締めたり、緩めたりするときに、「回し」たり、ねじ回しの先がネジ頭にある+や-の溝を傷つけない(なめない)ように「押し付け」たりしますが、「引」いたり(釘じゃないんだから)「引き抜く」ことは普通しないです。druecken押すという意味の単語を使って、Schraubendrueckerというなら、まだ理解できます。ですが、こんにち使われているネジやねじ回しの発想からは、どうがんばってもZieherにはならないと思うのです。だから、一つ考えられることは、昔、ネジが使われ始めた頃のネジが、いまとは、形や用途が違って、いまの人にはちょっと想像できないような何かがあったんじゃないかということです。昔の人の作業方法やその苦労というものは、工作機械や刃物の材質が非常に良質になった現代の人には、想像もつかないことがあったんじゃないかと思うのです。
まぁ、ということでいまはSchraubenzieherは間違った呼び名というふうに学校では習います。(それくらい、工場で実際に作業しているときにはよく耳にします(笑))

1015追記:
H.Suto様
ろくろ と読むんですね。すごい漢字ですね(笑)
なるほど、「締める」ですか。例文参考になります。
でも、Schraubenzieherという言葉がだんだん使われなくなると、「締める」という意味で使われる場面がまた一つ減って、段々とそのニュアンスがなくなってくるのかもしれませんね。僕の手元にある一番大きな独和辞書、小学館の大独和にも、もうその意味が載ってないです。
[PR]

by furtwangen | 2006-10-15 07:43 | マイスター学校@Schwenningen


<< 3の倍数で目からウロコの日      工具のドイツ語 >>