シュバルツバルトな毎日

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2008年 01月 16日

偉そうにオペラ批評

週末にオペラを魅せてもらえるということで、ネット上でいろいろ検索してみましたよ、シベリアの理髪師って。どうもパッとした検索結果が出てこない。んー、確かにシベリアって言うのは極寒の世界のはずだから、と思って今度は、シチリアの理髪師。それでもダメだったから、もう一回オペラの名前確認したらセビリヤの理髪師だって(笑)。

というわけで、僕はオペラのことぜんぜん分からないのですが、それでも今回観て、ちょっと思ったことがあるので書きたいと思います。それは舞台に上がった脇役みたいな人たちの動き。なんというか、一言で言うとその動き方が軽かるしいと思いました。僕はオペラのことは分からないけど、でももう20本くらいは生のオペラをみせてもらっています。そのたびに、多かれ少なかれそのような思いを持ちます。
それに比べて日本の歌舞伎っていうのは脇役にいたるまでその動きが精練されているというか、無駄な動きが無い。例えば最近勧進帳を観ましたけど、関所の通過を一同安堵して涙する場面がありますが、だれも泣き叫ぶような動きはみせない。ただ右手を目の高さまで持ってきて「涙している」ことを表現する。義経が疑いをかけられて、弁慶がその義経を杖でボコボコにぶっ叩く場面だって、実際に弁慶は舞台の上で一度として杖を振り回さない。義経の体の前にその杖を添えるだけで、滅多打ちにしていることが表現され、そのときの弁慶の表情から、主君を打たなければならない無念と罪悪感までが表現される。動作は限りなく静的だけど、表現される精神は十分に伝わるこのすばらしさ。オペラが芸術ならば、その粋が舞台の動きの中でもう少し表現されてもいいように思うのですが、西洋のオペラにはちと無駄なバタバタした動きが多すぎる。もうちょっと落ち着いて!って言いたくなることしばしばです。

0120:tomさん
力が有り余ってる、ですか(笑)、なるほど。それは的を得ている説明かもしれませんね。
自分たちの特徴は、外の世界に出て初めて、その輪郭が浮き上がって観えてくる。井の中の蛙にならずに、お互いこれからもいい経験を積んでいきましょう。
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by furtwangen | 2008-01-16 07:59 | 黒い森の小さな町


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