2008年 02月 03日

ファスネット2

今日から月曜日まで3連休です。ずーっとこの町にいるつもりです。
昨年はたまたまファッシングの週末をフライブルクで過ごしたので、そこでナローさんの行列をみました。一昨年はフルトワンゲンで雪の中での行列でした。

ファスネットのお祭りはもうすでに木曜日から始まっています。ファスネット前の木曜日を

「しゅむっつぃがー でゅんしゅてぃひ」

とこのあたりでは言うのですが、今日はこれについて書きたいと思います。

この森の中でも町や地域によって、多少発音が違うように思いますが、それを書き言葉で表すのは難しいです。
それで、これが何を意味しているのか、実は僕もよく知りません。たぶんに口語的で、辞書なんかを引っ張り出してきてもなかなかすっきりしたような答えがないのですよ。

でも、この森に滞在してまもなく5年目、だんだんにその単語の雰囲気が分かってきます。

僕が最初にこの単語を聞いたときに思ったことは、

しゅむっつぃがー → schmuzig 汚い、汚れた
でゅんしゅてぃひ → Donnerstag木曜日を dunstigもやもやッ煙っぽい という単語に引っ掛けた。またはDonnerstagの訛り、方言

それで、今でも僕は正しい、確実な答えを知りません。ですが、なんとなく生活していて思うのですが、この当初の予想は基本的には間違っているけれど、しかしかなりいい線いってるな、ということ。

先ず僕が知りたいのは綴りなんですよ。それが分かれば正体が分かる。
で、まず「しゅむっつぃがー」ですが、これは
schmoztiger(新聞の記事にあった)とかschmoetziger(oウムラウト、会社のマニュエラから聞いた)と綴るらしくて、僕が予想していた汚いという意味のようにschmの後にuが来ないことは確かなようです。それでマニュエラの話しだと、これはBerlinerベルリナーみたいな菓子パンに含まれるFett!あぶら、みたいなことを意味しているそうです。そうして、その教えてもらったことを念頭に、小学館の大独和で調べてみると、schmotz...で来る単語はないけれど、僕が最初に予想した「汚い」という意味schmutzigの項の最後に、
(南部)Fett あぶらっこい 
という意味が載ってるですよ。だから綴りは違うし、それからどっちが言語の由来として先なのかは知らないけど、まったく別物ではないように思います。

それから「でゅんしゅてぃひ」ですけど、これについてもまだよく分からない。
新聞にSchmotziger Donnerstagと書いてあるから、僕の最初の予想も見当違いではないでしょう。
それからマニュエラの綴りだと、Dunschtig。まさにここの方言の発音そのままで、本当かい?って疑いたくなる。というのは数日前のブログにも書いたけど、ここではstの発音を標準ドイツ語のように「すt」とは発音しないで「しゅt」と発音する。でも(僕に言わせれば)綴りはあくまでstになるはず。標準ドイツ語的に言うと、普通はschというつづりの後にtは来ないですよ。逆はありますよね、tsch「ちゅ」って言う発音はアリだけど。で、もし標準ドイツ語的に綴らせてくれるんだとdunstigになって、上に書いた僕の最初の予想とかかわりが出てくる。ただ、なんで「もやもやッ煙っぽい」のかよく分からない。

でもここの人たちに言わせれば、「でゅんすてぃひ」という言葉はそもそもこの当たりの言葉で、北のほうの言葉ではない。そんな言葉まで標準ドイツ語の綴りに縛られて、たまるか、ってなところでしょうね。だからdunstigじゃなくて「しゅ」を確実に強調してdunschtigと綴るのが正しいと言われてしまえば、たとえ(標準ドイツ語で武装した)ゲーテインステチュートの先生だって反論はできないでしょう(笑)
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by furtwangen | 2008-02-03 06:26 | 黒い森の小さな町


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