シュバルツバルトな毎日

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2008年 03月 05日

君の豚が鳴いている

いくら外国に長くいて日本語を使わない環境にいても、語学の才がなければ言葉は上達しない、ということを日々証明しながら生きている僕ですが、今週はもう2つもドイツ語を覚えてしまいました。

ひとつは昨日の昼食の時だったかなぁ、ウテがハンスに、「どう?それおいしい?」って聞いたときにハンスが
「んー、undefinierbar」({まずくはないんだけど、美味くもない}なんとも言えないなぁ)
って答えていた。言っている意味はすぐに分かったけど、へー、そういう風に言うんだ、って思ったです。
僕は理系だからか、definierenと聞くと、Definition「定義」っていう意味がまず頭に浮かぶ。
そういう意味でしか捉えていないから、逆に面白く感じるのかもしれないけど、
un(否定)+definieren+bar(可能)で、「定義しかねる」これを算数の世界で使うなら当然と思うけど、料理の味にも使えるのか、と思いました。算数の世界での「定義」っていうのは本当に客観性のあるときに使うけど、「味」みたいな人の好みに依存しそうなことに「定義」っていうニュアンスの言葉を使うのが僕には新鮮でした。

それから今日、そのハンスが隣のフォルカーのところの電話が鳴ったときに、席をはずしていたフォルカーをこう呼んでました。
「フォルカー!Dein Schwein pfeift!」(君の豚が鳴いてるよ!)
君の豚が鳴いている、つまり 君の電話が鳴っている。
もしその電話が今日唯一の、そして待ちに待った楽しみな電話だったら、たぶんこうは言わないと思います。そうじゃなくて、受話器を置くと、またすぐに電話が掛かってきて、そういう繰り返しで「少しは落ち着いて仕事をさせろ!」ってフォルカーは怒ってるわけ。それでちょっと席を離れたら、また電話が掛かってきて、フォルカーにしてみればまさに こん畜生!なわけで、それをハンスが からかって、君の豚がpfeifenしてると。pfeifenだから、ぴゃーぴゃー懲りずに鳴いているよ、っていう感じでしょうね。

0307:Pekoさん
そこまで先を読んでくれれば、僕もこの記事を書いた甲斐ありというものです。sehrの意味でsauを使うときはやっぱりネガチブなイメージを作り出すでしょうね。「豚寒い」も「クソ寒い」って感じでないでしょうか。もし自分のために食事を用意してくれた人に、「これ、とってもおいしい!」ってほめたいときsaulecker!っていったらたぶん気分悪くするんじゃないかなぁ。Sauついでに書くと、だいたいこの言葉はあまり上品な感じの言葉じゃない中かで、最近ファスネットのときに聞いた少しまじめそうな意味でSaublaser。ファスネットの行列で、豚の膀胱(?)を風船みたいにしてもって歩いている人がいるけど、あのこと。それから豚ついでに言うと、豚は幸運を運ぶ、みたいなイメージもあるみたいですよ。豚の貯金箱とかあるでしょ。
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by furtwangen | 2008-03-05 08:08 | 黒い森の小さな町


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