シュバルツバルトな毎日

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2008年 04月 13日

凱旋報告会

だいたい僕のブログはタイムリーでなくて、数日前とか一週間前の話を書いてしまいます。
その日にあったことは、数日後に頭によみがえるように僕の脳みそは出来ているらしいです。

ということで、今日は2日前の金曜日の話。

午前の10時半に「11時に会議室に集合」という連絡が回ってきて、さて、そろそろ仕事が始まるかなぁ、と思って図面と筆記用具を持って会議室に行きました。メッセの始まる前は仕事が大変でしたけど、始まってからは会社全体の雰囲気が一息ついた感じ。体を無理してがんばってきた人にはいたわるような、そんな感じでした。しかし、いつまでもそんな雰囲気が続くわけもなし、金曜日に社長さんがメッセから帰ってきたので、そろそろ仕事再開かな、と。

で、会議室にいったら秘書のひとが、グラスにシャンパンを注いでるですよ(笑)。そうね、グラスの数20くらいだったかな。昼からシャンパンとなると、日頃アルコールを飲まない僕はほとんどイチコロ、午後は仕事できなくなりますけど、ともかく難しい仕事の話でなくて、社長さんの凱旋帰社に伴うメッセの報告会なのでありました。

集められたのは主に僕の設計した時計に関わった人たち。フライス加工や旋盤仕事の現場の人、鋼部品の熱処理をしてくれる人、レーザー加工の人、部品の磨き、仕上げをしてくれた人(僕もした)、ネジの青焼きをした人、それから普段、機械時計の組立作業の責任者とか、それからもちろんケースや文字盤、針のデザイナーとか、そういう人たち。
僕とこのプロジェクトの実質最高司令官であるクリスチャンは、メッセの始まる当日の朝まで追い込み作業でその時計を見続けてきたけれど、そのほかの人はまだ出来上がった時計を見ていないんです。自分ががんばった部分が、時計のどこに反映されているのか、これを実際に見て知るというのは、非常に非常に大事なこと。社長さんである先生はその時計を実際にみんなに出来るだけはやく見せたいんでしょう。今回はプレスの反応もすごく良かったし、ライバル会社の人もみに来てびっくりしてたし、実際にこれこれこれだけの受注があった、なんて話しに続いて、その時計を見せてもらえば、我々労働者にも誇りと、さらなるモチベーションが生まれるというもの。
同じ時計を見るんでも、文字盤のデザイナーは文字盤ばかり見ているし、ケース担当の人は、ケースが腕にしっくりくるか腕にはめてチェックしてるし、ネジの青焼きをした人は、裏からルーペでメカを覗き込んでるし。別の社長が「これで君も本当のムーブメントデザイナーだな」と僕に言ってくれたけど、嬉しい反面、そういう大そうな肩書きは嫌だなぁと。僕は次男で少しヘソ曲がりなのかもしれないけど、もう少し実績を積んでからにしてほしいなぁ、なんて思った。まぁ、ともかく社長さん達、ご機嫌でしたからよかったです。

0415追記:
a0207111_4325612.jpg
これが前回の記事で触れた防空壕の入り口。扉を開けるとものすごく長いトンネルがある。
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by furtwangen | 2008-04-13 07:57 | 黒い森の小さな町


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