2008年 04月 20日

母国語と父国語

今日は、時折雨がぱらつくお天気でしたが、夕方になって明るいいい天気になって、ずいぶん日が長くなってきたなぁ、と思いました。夕方の6時半頃、外を徘徊してましたけど、お日様がまだ森の山の十分上にあって、こりゃ7時になってもお日様はいるな、と。まぁ、こんな季節の移ろいを感じて街を歩いている辺り、僕も随分歳をとったものです。

昼に買い物に行ったとき、会社のアルバイリさんに会いました。この町小さいですから会社の人にはよく会います。

この人は部品の在庫と時計の組み立て辺りの部署の責任者で、体は小さいんだけど、「わたくし、しっかりしてます!」みたいなオーラがある人。話し方もとてもハキハキしている。で以前、僕が部品を磨いているときに話をしたんだけど、この人は2歳の時にトルコから移住してきたトルコ人。で、それ以来ドイツにいて、育ったって言うから、「ドイツ語はもう母国語(Muttersprache)みたいなもの?」って聞いたら、「母国語じゃなくてVatersprache(父国語)」だって。面白いこと言うなぁ、と思いましたよ。Vatersprache(父なる言葉)という言葉は、普通ドイツ語にはないはず。でも「やっぱりMutterspracheはトルコ語で、外国語っていうと英語。だからドイツ語はVatersprache」と言っていました。なんだかとても分かる気がします。いくら学校や会社で必要な言葉がドイツ語でも、育ててくれた親や兄弟と話す(話した)言葉がMuttersprache母国語であり続けて、そう簡単には変わらないのかもしれない、というかそれだけ親の影響というものがすごいんだとも思いました。

僕の場合ドイツ語は、そうね、99%外国語だけど、毎日それだけで生活してるから1%くらいVaterspracheになったって言ってもいいかな。
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by furtwangen | 2008-04-20 07:05 | 黒い森の小さな町


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