2008年 05月 06日
いまは帰る電車のなか、ハノーファーを過ぎた辺り。天気がよくて、車窓から見える木々の緑がとても映えて見えます。反対の窓際に座っているおばあさんは、体の芯がちょっと曲がっておられるあたり、どことなく生前のグッバイと僕が称していた親戚のおばさんに似ています。編み物をなさっておられましたが、入ってくる日差しに誘われて、いまはウトウトなさっています。 ハンブルクにはどのくらい日本の方がお住まいなのか知りませんが、日本の雑誌や雑貨を扱ったお店にも行きました。その近くにある四季という日本料理屋さんがなくなったというのは残念でした。 幸か不幸か、僕は今の仕事が面白い。だから安易にこのド田舎を離れるわけにはいかない。変な言い方だけど時計の世界は、その道を究めようと思うと、どんどん田舎に行く。時計の街で有名なグラスヒュッテだってド田舎。あそこには単独で郵便局がなくて、Lottoと一緒。それからスイスの名門の会社の多くがジュラ渓谷というこれまた田舎にある。日本人みたいに、会社が有名になって規模も大きくなってきたから東京に本社を構える、という発想がこっちの人にはない。どんなに有名になっても地元にこびり付いている。 だから、もし僕がカールシュタットやKaufhofの一階の時計売り場で電池交換やバンド交換をしたくなったら(またはしなければいけない状況になったら)、ベルリンやハンブルクに住むのも夢ではない。けど、そうでないと...いまのところ都会に住めそうな目途がたたない。 このままずーっとこの田舎町に住み続ける運命なのかなぁ。 まぁ、そうやって自分の将来についていろいろ考えさせられる旅でした。 0507:Pekoさん 共感してくれましたか。 このまま休暇が終わるの悔しいから昨日はStuttgartへ行ってきました。 都会に行きたい!最後の抵抗(笑) tomさん お久しぶり。そう、仕事には恵まれていますから、そこは感謝しないといけません。安易に都会へ移っても仕事も含めて生活環境が向上するかは分かりませんしね。
by furtwangen
| 2008-05-06 06:34
| 黒い森の小さな町
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