2008年 10月 29日

社長とプチ上司の狭間で

昨日は「新しい時計を作る」っていうようなお題で会議がありました。
どういう時計を作ろうかねー、という話なのですが、社長は恐ろしいくらい前向きです。いま会社はいろいろありまして、なんでもかんでもやりたいことを無限にやれるわけではない。ですが、社長はよくまぁ、あんなにたくさん技術的なアイデアを持っていて、おまけに数年後には、こんなこともしたい、みたいな、まあ、どこまでも攻めの姿勢です。社長って、やっぱりすごいポジチブなもんだなぁ、と感心してしまうような、呆れてしまうような。

しかしプチ上司のクリスティアンは現実主義です。彼は実際に時計を作るときの実質最高司令官で、現実を知っています。(社長が現実を知らないという意味ではないですが。)製作時間がどのくらいかかるのか、外注の場合、どのくらい時間が必要なのか、それから試しの時間も必要で、そういう実際目の前に立ちはだかる問題を直視すると、到底社長のアイデアは受け入れられない。彼の話を聞いていると、「社長、お気を確かに!、我々にはそんな時間も、お金も、ノウハウもありませんよ、もっと現実的な話を!」って叫んでいるみたい。

で、僕はどっちかというと、表向きは50%50%。でも内心は7:3くらいで社長の夢に掛けたい。人生一度しかないし、時計職人として自分たちの時計を作れる機会なんて、めったにない。それになんたって、僕は社長じゃないから、失敗しても、もう今の状況じゃ失うものないから。社長が反対するならまだしも、その夢を実現しようって言うんだから、とことん付いていってやろうと思っているんですがね、内心は。
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by furtwangen | 2008-10-29 08:24 | 黒い森の小さな町


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