2009年 03月 06日

できないこと

最近写真をUpしていないのは、天気がいまいちで、写真を撮る気がしないから。

今朝は案外寒くて雨が降っていましたが、お昼ごろからは雪に変わり、途中でやんだかも知れませんが(仕事中ずーっと外見ているわけじゃないから分からない)、帰るときもちゃんと雪が降っていました。

さて、昨日は仕事の様子を書きました。出来ることはどんどんやって、お互いを補完し合うというような内容を書きました。今日は僕の仕事上の弱みを書きましょう。

「できることはどんどんやる」ということは、ひっくり返せば、「できないことはぜんぜんやらない」のであります(笑)。人間にはそれぞれ得意不得意があります。だから「補完し合う」わけですけれども、さて、僕が仕事上でできないことは何でしょう。

それは、紛れもなくドイツ語です!

ほかのどんな従業員と比べても僕は致命的にドイツ語力が欠如しています。これはもう覆い隠せるものではない。だから、誤解を恐れずにいうと、僕にはドイツ語や英語がからむ複雑な業務はできないのであります。僕がほかの同僚によって「補完される」仕事の分野はドイツ語に絡むことです。

本当は設計している僕が直接、受注先の会社と電話とかで、コンタクトを取れるともっと都合がよいことは、心のなかで痛いほど分かっています。同じ設計部のヴォルフガングはよく英語で海外の会社と電話でコンタクト取りながら図面描いています。あーならないといけないとは思うけど、実際問題、僕の語学力はそこまで行かない。

だから、その欠点をプチ上司のクリスティアンが補ってくれています。彼がどの会社に外注するか決めて、僕に図面を要求する。そしてその後もその会社と折衝に当たってくれる。図面の変更要求も彼を通して僕に来くる。

ただ、僕はその弱点をあまりネガチブには考えていません。だって僕はほかの従業員と比べて「生まれも育ちも」まったく違うんですから、言葉が不自由でもしょうがない。僕を採ってくれた社長さんはマイスター学校にいた8ヶ月間、十分に僕を観察して、それでも採ったんだし、それから最近あったリストラのときに、その気なら僕のことを解雇できたはずだからね。(そんなこと言っているから言葉が上達しないんだがね)

僕はその分、図面を通して意志を伝えればいいのです(完全な開き直り)

ちょうど数学が自然現象を描く最適な言葉であるように、図面は物づくりの際の最適な表現方法でしょう。製図にはもちろん「文法」のような決まりごとがたくさんあります。それから言葉には美しい表現方法があるように、図面にもより綺麗な(つまり分かりやすい)、バランスの取れた図面というのが、それなりにあるのですよ。少なくとも僕なりの図面に対する美学があります。これは言葉と同じ。

幸い(?)この図面作成能力がドイツ人はあまり芳しくない。少なくとも時計学校で知り合った人や、今の会社の中で(設計部の人は別)図面を正しくかける人はほとんどいないです。ちょうど、僕がドイツ語を正しく話せないように。

そのお互いの弱みを補う辺りに、僕の雇われている理由があるのだと思っています。

(ただ、こう書くと、製図能力「だけ」のために僕が雇われていると思うかもしれないけどそれは多分違う。製図能力とドイツ語力がある人がいいのなら、製図養成学校を出たドイツ人を雇えばいいんだから。あくまでも時計技術が中心で、プラスアルファの能力として製図能力を評価してもらっていると僕は思っています。)
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by furtwangen | 2009-03-06 07:43 | 黒い森の小さな町


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