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シュバルツバルトな毎日

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2009年 03月 10日

時計メカFHF59N

蚤の市で扱われている腕時計を見に、先週末はStuttgartへ行きました。およそ3ヶ月ぶりですので、もしかしたら何か新しい掘り出し物があるかと期待して。

前回の記事では「出来たら買う」なんて遠慮気味に書きましたが、それはウソで「今日は絶対になんか買ってやる!」という無意味な意気込みで蚤の市に乗り込みました。

で、結局買ったものは、

勤め先の会社の腕時計4つ!
勤め先の会社の腕時計のメカだけ4つ!
他社の腕時計のメカだけ3つ!

ずいぶん買っちまいましたが、メカだけになってしまった時計(ケースやベルトなし)というのは、はっきり言って使い用がないので、めちゃ安いのであります。なぜ、そんなものを買っちまうのか、自分でもよくわかりません(笑)。ただ好きなんですよ、メカが。
時計メカFHF59N_a0207111_415333.jpg
見ているだけで、幸せになれる。
時計メカFHF59N_a0207111_42445.jpg
これが「メカだけ」っていう状態です。Gehaeuse入れ物なし。もちろんベルトもない。でも綺麗だと思いませんか。時計としての機能だけなら、ここまで綺麗に仕上げる必要はないでしょう。ただの機械というのではなくて、もうかなり芸術的な美しさがありますでしょ。これ4オイロ!でもそれ以上の上品な美しさがある。
時計メカFHF59N_a0207111_423027.jpg
ガラクタの中にあったんだけど、この金色の輪、これ見て、「これはいー!」って思った。全体の形も長細くて、ちょっと珍しい。まぁよくこの小さい中にすべてを収めたもんだと思います。
時計メカFHF59N_a0207111_43245.jpg
これはご婦人用の腕時計のために作られたメカで、たぶんFHF 59Nという名前です。1955年頃の製造といいますから、どうですか、ご自分の生まれ年と比べて。最初は綺麗だったでしょうけど、いつの間にかケースやベルトを剥ぎ取られて、ガラクタの中で暮らしてどうなるかと思ったら、メカ好きの日本人に拾われて...。いま、ゼンマイを巻き上げると、僕の手元で盛んに動いています。やっぱり拾ってあげてよかった(笑)

FHF 59N
17 Steine, 18000A/h, ca1955, B8,46 x L22,56 x H3,5mm
Stoßsicherung

by furtwangen | 2009-03-10 06:17 | 時計メカ


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