2009年 04月 28日

段取り八分

先週の火曜日に、Silberfischという変な虫の駆除をしに業者さんがきてくれました。僕の住んでいるところは全部で7棟ある小さな団地みたいになっていて、ここのHausmeisterの判断で、駆除を依頼したみたいです。そういうのはありがたいと思っています。以前からその変な虫が時々出てきてはいましたが、日本でゴキブリやムカデに慣れている僕は、あまり気にしていなかったです。虫の名前も分からなかったし、生ゴミにたかるようなこともなかったので。今回の「駆除しますのでご協力願います」の掲示をみて、あぁ、ほかの所でもこの虫が活躍なすっているんだ、と分かりました。

ちなみにこのSilberfischというのは日本語でセイヨウシミというそうです。小学館の大独和に出ていました。ウィキペディアなんかで調べるとその写真も載っています。

さて、時計机の続き。注文していた脚も来まして、ともかく机っぽくなってきました。
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切断面が汚いので化粧板で隠しますが、90度の角っちょを綺麗に合わせるのは一苦労です。最初はお互いを目検で「だいたい45度」で切っていましたが、そんないい加減ではちっとも綺麗に合わない。時計学校一年生の時に買った工作用の分度器があった事を思い出して、「45度」を測りながら、根気よくやって行きましたら、まぁどうにか様になるような机の角ができました。
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作業風景で、左の机が将来の旋盤机。鑿(ノミ)の刃先を丹念に研ぎながら、スプルースの化粧板を慎重に削っていきます。ちと苦しいのは、鑿の刃を研ぐ砥石がないこと。しょうがないから、旋盤のバイトを研ぐ石で研ぎました。研がないよりは数百倍マシですが、砥石面の目詰まり感すごいです。
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接着の様子。Zwinge締め具を使って接着するのが理想的ですが、Zwingeがないので、写真のような荷造りのときに使うようなプラスチックの平紐でビンビンに締め上げて接着しています。このテクニックは確か以前のオルガン工房で習得した(非常の場合の)方法です。接着の際は濡らしたウエス(雑巾)と15センチ!(スチール定規)が必須で、段取り八分(作業前の準備が大事って事)の典型的な作業です。(なぜなら、接着剤は乾き始めたら待ってくれない。接着剤を塗り始めてから必要なものを探しているようでは完全に手遅れ。塗る前にすべての必要な物を手元に用意しておく。そういう下準備がちゃんと出来ていれば8割がた綺麗に仕上がったも同然ということです、段取り八分って。いい言葉です。)

今回は当て木無しでの接着ですから「こりゃ、(オルガンの)親方に怒られる」と思いながら、多少の後ろめたい気持ちでの作業です。でも、もう仕方ないです。今日も10時間会社で働いてきて、その後の作業ですから、勘弁ねがいたと思います。
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by furtwangen | 2009-04-28 07:13 | 黒い森の小さな町


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