2009年 05月 16日

累積残業時間

昨日、今日と時計雑誌関係のお客さんたちが見学に来ました。今週は作業場を訪れる人が多くて、落ち着かなかった。

さて今日は、いつもより少し早めの午後2時に仕事を切り上げて帰ってきました。なぜなら、累積残業時間が増えすぎているからです。

4月からの新しい雇用契約によって、僕の場合、残業時間は23時間まで考慮されます。それ以上の残業はサービス残業ということになります。9月1日にその累積時間がリセットされ、プラスの残業時間はゼロに、マイナスの残業時間はそのまま持ち越しとなります。

自分の累積残業時間は、毎朝会社に到着したときのAbstempelnのときに表示されるので、常に自分で把握できています。

僕は今週初め、確か火曜日にその累積時間が20時間を越えました。そしたら、翌日水曜日に社長室の秘書のGさんから電話がありまして、

「シュバルツバルトさん、あんたの累積残業時間はかなり溜まっていますね。今週の金曜日に少し早めに...そうね、1時か2時には家に帰ってください。」

なんだか、ありがたいような、不思議な会社命令です。もう少したくさん働いてください、という依頼なら分かるし、それから早めの帰宅を「労働者委員会」や「労働組合」側から勧告、命令されるなら理解できます。

でも、社長側、経営側から具体的な日時を指定して早期の帰宅を要請されるんですから、なんだかとても不思議な気持ちです。

もちろん悪い気持ちはしていません。給料に変わりはなく、早く家に帰れるのですから。

「残業時間最大23時間まで、それ以上はサービス」

という契約だったら普通日本だったら、多くの人がサービス残業に食い込んでいると思うのですが。やっぱり文化の違いなんでしょうか、僕のところは、サービス残業は「最悪の場合」であって、そのような事態は、あらゆる手段を用いて回避すべき、という雰囲気があります。

残業時間が15時間くらい溜まると、「あんた、気をつけなさいよ、23時間の規定、知ってるの?」っていうな具合に、世話焼きな同僚や労働者委員会がやんわりと圧力を掛けてきます。そして今回20時間を越えたら、社長側から具体的な提案、命令があったというわけです。

こうなると、サービス残業をするのは至難の業です。それどころか、23時間ギリギリの残業を累積するのも大変です。例えば、いつもは退社時にabstempelnをしますが、それを退社時ではなく、午後のコアタイムを少し過ぎた頃にabstempelnして、そのあとさらに働くと。そうすれば、カウントされている労働時間を抑えることが出来て、実質労働時間を増やせるなと。

しかし、もしこの下手な芸がバレたら、クビにはならないでしょうが、ほとんど社内で村八分になるでしょうね。そんなにセコイやり方までして、会社に奉仕している労働者なんて、こちらでは少しも偉くないし、ただ仕事の要領の悪いバカとしか思われないでしょう。

つまり、これからも正直に出社、退社時にabstemelnして、あとは残業最大23時間という枠内で、周りの同僚や労働者委員会そして会社側のそれぞれの思惑のハザマに身をゆだねて(笑)、程よい残業時間をキープしながら、幸せそうに仕事をしていくと。
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by furtwangen | 2009-05-16 06:45 | 黒い森の小さな町


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