2010年 08月 28日

クラウディオ

度々このブログにも登場した同僚のクラウディオが会社を辞めることになりました。火曜日に内々にその意志を教えてくれて、木曜日の朝に、「いま、社長に言ってきた」と言いに来てくれました。涙が出そうなくらい残念です。

僕が図面を描くのに対して、彼はその図面に従って実際にモノを作るのが仕事です。その彼がいなくなるということは、モノをつくる人がいなくなるということで、業務上大変な痛手です。多分これから当分は、僕が設計・図面、そして製作までやることになるだろうと思います。

しかし本当に悲しく、寂しいのは、業務上の理由でなくて、あの「土」のような、飾らない、人当たりのいい、話し好きで、僕の話をよく聞いてくれた、彼の個性が会社から無くなることです。僕が一日の中で会話をする50%は彼との会話だったと思います。図面描きで現場の意見を聞きたくなったときや、疲れたときは、いつも彼のいる工場へ行って、気分転換をしていました。彼は時計修理の経験も豊富なので、会社の仕事とは関係なくてもメカの面白い話とかをよくしてくれました。

来月末まで、と言っていましたので、とても悲しいことではありますが、でも、まだあと一ヶ月は彼と共に仕事が出来るということです。彼の最後の日には、なにかいいプレゼントをしようと、(このプレゼント面倒臭がり屋の僕が)いまからまじめに考えています。

まぁ、残念、残念の思いが深いのでありますが、人生のうちで2年間、彼と一緒に働くことが出来た幸運に感謝しないといけないのかなぁ、と、仕事をしながらときどき天を仰ぐような気持ちになります。
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by furtwangen | 2010-08-28 05:27 | 黒い森の小さな町


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