シュバルツバルトな毎日

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カテゴリ:マイスター学校@Schwenningen( 96 )


2007年 05月 19日

記念写真

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今週ベルトラムがAbschlussfeierマイスター学校の修了パーチーのときの記念写真を送ってきたので、今日はそれをアップします。各々に断っていないので厳密には肖像権の侵害になります。が、まぁ隠し撮りじゃないし、みんな誇らしいときだから勘弁してもらいましょう。
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by furtwangen | 2007-05-19 06:53 | マイスター学校@Schwenningen
2007年 05月 06日

まもなく田舎とお別れ

引越しのときいつも一度は友達の車に助けてもらいます。しかし載り切らない分がありまして、そういう残りはいつも自力運搬。このくらいなら自分でどうにか運べるだろう、とその車に荷物を満載したあと部屋を眺めてそう思うのですが、実際自力で運びはじめるとなかなかな量です。今回も木箱ですでにフライブルクSchwenningenを4往復。木箱にタイヤがついているので助かってはいるのですが、路面は思っている以上にごろごろしているもの。転がしながらひっくり返らないように気をつけているといつも使わない筋肉が必要のようで、夕方家でホッとすると体中が疲労でいっぱい。今朝は、ちょっとやばいかなぁ、と思うくらい疲れていたので、木箱はやめ。大き目の肩かばんに、僕の大事なマイスター作品を入れて、今日はその作品だけのためにフライブルクへ行きました。
a0207111_210136.jpgフライブルクのお母さんに、そんなに頻繁にフライブルクへ来るの大変でしょ、っていわれるんですが、僕はそんなにネガチブには考えていない。いまは試験が終わって一週間の休暇。引越しがなければもっとゆっくりしたいところだけど、でもフライブルクへの移動中電車の中でゆっくりできる。
a0207111_20595010.jpgこういう景色を車窓からぼーっと見ているわけ。フライブルクとウルムを結ぶ電車にのっているんだけど、Titisee辺りはシュヴァルツバルトの懐の深さを電車から気軽に観られます。あれが黒い森です、って傍観するんじゃなくて、まさにその中を突っ切っていくからね。それで、しみじみ思うんです。もうこんなに森の深くまではこないだろうなぁ、って。フライブルクみたいな大きな都市に住んだら、もうそこですべての用が足りてしまうから、あえてこんな交通の便の悪い森の中まではこないだろうと。これはちょっと寂しいこと。僕はFurtwangenというこの森の中では最も奥深くにある町に3年間も住んだからね、電車もなければ待合タクシーもない、バスが唯一の公共機関。それもフライブルクやドナウエッシンゲン方向から来るバスすべての終着点。こういうところに住んでいる人はよくフライブルクみたいな大きな街に行って買い物なんかする。フライブルクを歩いていると、あ、この人Furtwangenの人だ!って時々気づく。だから、こういう田舎の人は都会の様子もよく知っている。ちょっと大げさだけど、ひたむきというか謙虚さを彼らに感じる。でも都会の人って田舎暮らしがどんなものか分からないでしょ。僕はFurtwanegnにいるあいだに、何度もフライブルクへ行ったけど、フライブルクのお母さんは一度もFurtwangenへは来なかったからね。そういうお母さんはよく電話で話している、今日はフライブルクにある森の中でWanderung散歩をしたの、空気がきれいで小鳥が囀っていて気持ちよかったわよ、あんたも散歩したらいいって。でもね、僕の町は町中frische Luft空気がきれいで、怖いほどの自然に囲まれていて、森の自然を感じないで外を歩くのは不可能なのですよ。つまりお母さんは田舎の生活っていうものを知らないんだよね。だから森の中のWanderungがトピックになるわけ。そこに、なんだか都会人の傲慢さというか、世界の小ささを感じるわけ。ちょうどアメリカっていう国は軍事力も経済力もあるから世界の小さな国のことには無関心でしょ。日本もアメリカや欧州の国のことには関心があっても、アジアの国についてはあまりよく知らなかったりする。なんだかその無関心さが似ていて、残念なのですなぁ。
ちなみにシュバルツバルトっていうのは黒い森っていう意味です。森の木々は緑色の葉っぱを持っているのにどうして黒い森なのか。以前聞いた話では全体としてみると黒っぽく見えると。つまり色の問題としてね。でもね、その黒っていうのには自然に対する畏敬の念が強く含まれていると思うね。夕方暗くなって星空に浮かび上がる森というのは、その真っ黒い大きな塊が僕にぐーっと迫ってくるようではっきりいって怖い。月に照らされた道を歩いても歩いてもその真っ黒な塊が少しも景色を変えない。そういうところを一人で歩いていると、なるほどこの森はくろいんだなぁと思えてくる。

そういうシュバルツバルトととも間のなくお別れ。
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by furtwangen | 2007-05-06 08:55 | マイスター学校@Schwenningen
2007年 05月 05日

今日も引越し

引越し屋さんに頼めばもっと楽なんでしょうが、どうも頼む気がしない。頼むほどの量の荷物がないように思えて。
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a0207111_17414692.jpgそういうわけで今日も懲りずに木箱で引越し。
今日はフライブルクとSchwenningenを2往復。
ちょっと疲れたので今日は写真頼みのブログ更新。
a0207111_17413249.jpg新居。
ベランダから下をみたところ。
いままで半地下にいたから、こんなに高いところに住むなんてちょっとへんな感じ。
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新居からの景色。薄っすらとフライブルク大聖堂の塔が見える。
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by furtwangen | 2007-05-05 08:08 | マイスター学校@Schwenningen
2007年 05月 04日

木箱で引越し

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ただいま引越し中。今週イマニュエルの自動車でかなりのものを運びましたが、残りは自力で引越し。
以前マイスター作品のガラスケースを大阪のケース屋さんに特注でお願いしました。ガラス製品を空輸してもらうわけですから、当然ながら梱包代もかなりかかりました。上の写真はその木箱です。せっかく丈夫に出来ているので、引越しのときに使えると思い、壊さないでとっておきました。試験が終わって、引越しの準備、この木箱にプラスチックのタイヤを両サイドに、前にベアリング軸受けの付いた小さめのタイヤをつけました。思いのほか便利でかなりいろんなものが入っていて重いのですがコロコロよく転がってくれます。そして、予想外なのは電車や駅で目立つ目立つ!恥ずかしいくらい。「われもの注意」って日本語で赤く目立つように書いてあることもあるでしょうし、この乳母車でもない、旅行かばんでもない変な車に興味があるみたいで、みんなじろじろみています(笑)。電車の中でこれをちょっと転がしたら、ふらふら車内を歩いていた赤ちゃんが嬉しそうにこちらに寄ってきて、この木箱をぺんぺん叩いていました。

a0207111_17343895.jpgフライブルク到着の図。
ちんちん電車を待っているところ。みんなの視線、本当にすごい。
特にころころ動かし始めるとみんなこちらに振り向く。

a0207111_17342228.jpg以前から気づいていたけど、今回改めて思うのが、この辺りはなになにingenという地名がものすごく多い。上の写真にはLoeffingenって書いてあるでしょ。ほかにUnadingen、Doeggingen、Huefingenそれから有名なDonaueschingen、Braeunlingen、Tuttlingen、Trossingenそれから僕のいるSchwenningen隣がVillingen、車のナンバーにもあるEmmendingen。なんなんだろうね、このingenという語尾は。何か意味があるのか、この辺りでインゲン豆がたくさん採れるとか(笑)それともこちらの人はingenで名前が終わるとしっくりくるというか落ち着くのかねー。日本語でも田んぼの「田」で終わる名字とか多いから、そういう感じなのかな。

0505:佐々木さん
今朝起きて一番に佐々木さんのコメント拝見、久しぶりに大笑いしました。スケベ人間ですか。ありえますね。ドイツにもあるかもしれない。今度調べてみますね。

H.Sutoさん
タイヤは直径20cmくらいあり、少しくらいの段差も安定しています。しかし、前にひとつだけあるベアリング軸受けで方向変換できるタイヤは段差で不安定な上に、大変な騒音です。中が空っぽのときはその木枠部分が共鳴するようで、騒音倍増、周りからの視線度、注目度もグッとアップです。本当はその大きなタイヤだけでどうにかしたかったのですが、方向変換も大事なのでしょうがなくその小さなタイヤをつけました。
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by furtwangen | 2007-05-04 09:01 | マイスター学校@Schwenningen
2007年 04月 30日

成績表

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ぜんまいをいっぱいいっぱいに巻き上げたところ。ワイヤーが切れるかと思ったけど大丈夫だった(笑)

一昨日のパーチーはお別れパーチーでもあったわけで、楽しかったけど、ちょっと切ないような。
特にフェリックスはFurtwangenの時計学校のときから一緒だったからね、ほぼ4年間の付き合いだったから、別れるのは寂しいね。

アレックスは今回初めて知り合ったけど、いいヤツだ。彼は嬉しいことがあると「ケッケロケー!」って大きな声で鶏そっくりに鳴くんだよ。大きな声だから隣の隣の部屋にいても聞えて、あぁ、なんか嬉しいことがあったんだな、ってこっちにいてもわかる。「先生、そろそろ(朝九時の)休憩ですよ、僕たちはBaerhunger クマみたいにお腹がすいてるんだから!」。先生が「そうか、それじゃ休憩にしよう」っていうと「ケッケロケーーー!」(笑)工場で歌いたくなると、近くにいるヤツと勝手に肩を組んで「Wir sind Meister!(僕たちはマイスター!)」って、まだ試験も来てないのに大きな声でしょっちゅう歌っていたよ。僕がどうにか受験できそうなメドが立ってきたときに、彼は抱きついてきて、「僕、心配してたんだから、よかったー!」って自分のことに様に喜んでくれた。

さて、せっかくですから成績表をお見せします。
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マイスター学校は駿台や代ゼミみたいなもんですから、成績はあんまり重要じゃないんですが、見ながら感想を書きましょう。
ちなみにドイツでは成績1が最高、5が最低、6が落第です(たしか)。
算数 2 これは正しい評価。たしかにパッとしなかったからね。しかし、ドイツに来てからいままでずーっと1だったからね、今回はちょっと落としたって感じ。ちなみにこのMathematikというのは日本の算数とはちょっと違います。物理や機械材料熱処理、簡単な電気のお勉強、つまりなんとなく算数っぽいものを全部含んでいます。
設計 1 これもまぁ正当な判断ですよ。前も書いたけど、僕の作品は基本設計がしっかりしていた。考えに考え抜いた設計だと思ってますよ(笑)
Auftragsabwicklung と企業経営 共に3 これは甘くつけてくれた。自己採点すればまぁ、4.5だね。この2つは本当に分からなかったよ。いかに分かっていないかっていうと、このAuftragsabwicklungという科目を日本語に訳せないからねぇ、こりゃいかん!この2つの科目は最後の最後まで癌だった。
様式 2 バロックとかルネッサンスとかいう時計の様式を当てるための知識、お勉強。これも甘くつけてくれたね。まぁ、自己採点で3だね。ロココまではかなりいい線いってるんだけど、Klassizisumusあたりからアールデコまでの様式を当てるのははっきりいって難しい!
工場作業 2 これには試験が2つくらいあって、どっちもよくなかったんだよ。でも全力で、(ドイツ語で言うと)Vollgasで働き続けたから、まぁ妥当な評価だと思ってます。
マイスター作品、試験準備 1.3 これは「甘く」評価した結果というよりは「高く」評価してくれたという感じ。他人と比べてもしょうがないけど、ニコと並んでクラスで1番だったよ。

ちなみにこれはマイスター試験の結果ではありません。あくまでもマイスター学校という予備校在学中の評価です。

さて、あさってイマニュエルが引越しの荷物運びを手伝ってくれるので、明日中に荷造りを随分終わらせないといけません。
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by furtwangen | 2007-04-30 08:42 | マイスター学校@Schwenningen
2007年 04月 29日

やっと春が来た!

いやー、実に長い辛抱に次ぐ辛抱の冬がマイスター試験の終了と共に過ぎ、ついに本当の春がやってきました!16日の月曜から2週間にわたって行われた試験、どうにかこうにか合格しました。Osternの休暇前にマイスター作品を提出するのがやっとで、試験の準備がほとんど出来なかったんですよ。試験の準備っていうのは、実技工作的な準備と筆記試験の準備がありまして、休暇の前半は家で実技試験の工作準備。その作業に案外時間がかかって、筆記試験のお勉強がかなりヤバくなりまして。今までの提出ギリギリの生活、てんてこ舞いの生活のしわ寄せが、ついにこの筆記試験の勉強に来たかと、何度も天を仰ぎました。が、まぁこの7ヶ月間の工場でのてんてこ舞いな仕事振りと運、それにお涙ちょうだい的な要素も重なりまして、心身ともについに春になりました(笑)

ただですね、マイスター試験はこれですべて終わったわけではありません。これから手工業会議所で簿記やらいろいろ労働についての法律、それから後継者育成に関するような試験があります。それらはもう僕の専門である時計の話は出てきません。たぶんその会議所の授業、試験には例えば肉屋さんとかパン屋さんとかそういう別の職業の人たちがたくさん参加することでしょう。そういうのに合格できたら、本当のマイスターになれます。ですのであともうひと踏ん張りです。

a0207111_17185483.jpg昨日はフィリップの家で修了パーチーがありました。僕らクラスの仲間はもちろんその彼女や奥さん、兄弟や両親、それから先生たちもきました。写真はKlassensprecher学級委員の彼が先生一人一人を紹介して、感謝のプレゼントをあげているところ。
ちなみに彼のお家はすばらしく大きく、ゆとりがあって、お庭も広くてとてもいい環境でした。こんなすばらしい自然に囲まれた環境だから、彼は素直な人間的にすばらしい性格に育ったんだなぁ、と思うと同時にこんないい環境で育っちゃうと、東京みたいにごちゃごちゃしたところには住めないだろうなぁと思いました。
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木工の作業場。この部品の収納の仕方は面白いと思った。将来自分で工場を持つことができたら参考にしたい。

次は試験の時の写真。
a0207111_17174659.jpg名札、受験番号6番。
筆記のときも実技のときもこれを胸に着けて受験。
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a0207111_17171883.jpgやれやれ、やっと提出したところ。
提出したら、試験委員会の試験官によってその後その部屋は封印、立ち入り禁止になる。
提出した作品はそれから最低24時間動かないといけない。だからみんな心配で隣の機械室からガラス越しに自分の作品をみているわけ。


まだ書きたいですが、ちょっと眠くなってきたので、時間があったらまた明日書きます。せっかく春になったのに、今週はフライブルクへ引越さないといけないのです。
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by furtwangen | 2007-04-29 09:06 | マイスター学校@Schwenningen
2007年 04月 14日

クモとほうれん草

僕は頭痛もちで、週に2回は頭痛になる。だから頭痛になること自体たいしたことではない。それで今日も頭痛になった。だからコーヒーを飲んで(飲まないと僕は頭痛になる)、午後1時間昼寝をした。大抵の頭痛はそれでなくなるが、今日のはもっとひどくなった。鏡で顔を見たら、目が少し充血していやがる。どうも最近の暑さのためらしい、自分のほてった顔を見てそう悟る。午後5時半ごろで外気温が33度とある。日向にセンサーがあるにしても、4月に33度とは...

この暑さで、クモがまた出てくるようになった。トイレや廊下はもちろん寝る部屋にも、音もなく急に3センチくらいのクモが天井に張り付いていたりするから困る。申し訳ないが躊躇なく殺す。そういう話をするとみなから、クモは悪いやつじゃない、他の虫を食べてくれるから殺さない方がいいと、いつも同じ返事が返って来る。子供の頃からその話を聞いているから、言われなくても申し訳ないことをしていることは分かっている。この3ヶ月間、工場で作業が思うように進まず、悪魔に呪われているかと思いたくなるような日が何回もあったが、その根本原因は去年の夏から秋にかけて殺したクモの祟りだと、冗談でなく思っている。しかし、そうでもしないとこの部屋はクモだらけになってしまう。

そういうクモの季節になると、僕の部屋にはクモがたくさん出る、という話を学校でしたくなる。ところが僕はどうしてもクモSpinneという単語とほうれん草Spinatが頭でごっちゃになる。だから僕のするクモの話にはほうれん草がつきもの。注意してくれる友達もいれば、もう諦めて彼の側でSpinatをクモと置き換えて話を聞いてくれる人もいる。
この休暇が明けたら、またみんなにSpinatの話をしてあげないといけないなぁ、と思っている。
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Villingenで。写真と本文は関係ありません。
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by furtwangen | 2007-04-14 05:57 | マイスター学校@Schwenningen
2007年 04月 13日

ガーゴイル

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と日本語では言うそうです、この垂れ流す部分。
ドイツ語ではWasserspeierといいます。この写真のがVillingenで一番すごいWasserspeierだと思っています。
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拡大写真
今は実際には使われていないと思うけど、屋根に降った雨水が、ボテボテ自分の家の窓近くに落ちると嫌だから、もっと道の真ん中の方まで誘導してからボテボテさせようという建築要素。すばらしく無責任な要素ですね(笑)、この下を歩いている人のことは考えないと。
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教会によくありますね。青空に思いっきり首を突っ込んでる。今日もいい天気だった。
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by furtwangen | 2007-04-13 08:32 | マイスター学校@Schwenningen
2007年 04月 12日

屋根の段差にある日時計

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屋根の段差がちょうど南向きだったんですね、そこに日時計が。段差の形に合わせてリボンをなびかせている、ちょっとwitzig。この建物、随分高いから最初のころはこれに気づきませんでした。でもこれはVillingenの街では一番明るくてきれいな日時計だと思います。
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by furtwangen | 2007-04-12 09:08 | マイスター学校@Schwenningen
2007年 04月 11日

いい天気

a0207111_19465443.jpg試験前にはもったいないほどいい天気。
a0207111_19463928.jpgVillingen駅前の川。

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朝市が終わってみな帰るところ。
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by furtwangen | 2007-04-11 21:38 | マイスター学校@Schwenningen