シュバルツバルトな毎日

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2007年 01月 29日

ラックカイガラムシさん

今日は一日中部屋にいて、一度も外へ出なかった。それで一日中時計のことばかり考えてました。夕食のあとシャワーを浴びて、さて、また設計の続きをしようと思ったのですが、それじゃ本当に一日中時計漬けになって、精神的に息詰まっちゃうように感じたので、それでいまこのブログで気分転換することにしました。

それで、こんな写真を載っけては、ぜんぜん気分転換になりませんが、

a0207111_413772.jpg昼食作りながら、もうひとつのKochplatteで
a0207111_4125633.jpg出来た香箱についた接着剤Schellackをアルコールで取っているところです。
これじゃ、食事だっておちおちしてられないですよ。おまけにアルコールの蒸気で、ただでさえ胃の具合が悪っつのに、もーうっときます。でもKochenしている間時間があるし、今週の作業の準備なので、まぁ仕方ない。
ところで、Schellackというのは天然の接着剤で広辞苑によると、カメムシ目ラックカイガラムシ科のラックカイガラムシさんの分泌物だそうで、せっかくなんかの目的で分泌なさったんでしょうに、いつも本当にお世話になってます。(ところで、これは日本で購入できるのかなぁ?)

それから、このSchellackを溶かすのにいつもアルコールを使います。
a0207111_4124033.jpgドイツ語では普通Spiritusといいまして(例えばアルコールランプのことをSpirituslampe。Spirit精神とかいう単語に由来するみたいで、吸っていると精神がお目出たい感じになっちゃうからこの言葉を使ったのでしょう、リッケル先生が以前そう言ってました)、これはどこにでも安く売っています。時計学校にはなくてはならないもので、3年前に入学した初日くらいからもうお世話になってます。それで、このSpiritusでともかくそこら中sauber、sauber、作業が終わったあとはともかくきれいに周りを拭きます。時計学校では清潔が一番!だから機械室は別ですが、工場といってもとてもきれいで清潔です。
僕もプライベートでこれを買っていつも使っています。扉や窓の取っ手とか、それからイマニュエルがときどき遊びに来て、Internetなんかすると、彼は若くて脂っぽいですから、マウスなんかがtotalべっとり。そんなときもこれで一拭き。
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by furtwangen | 2007-01-29 06:16 | マイスター学校@Schwenningen
2007年 01月 27日

やっと少し一息

随分長く更新しませんでした。きょう、企業経営の筆記試験が終わって、やっと少しホッとしてます。この週末はこれで、マイスター作品のことに専念できます。それだけでも気持ちが楽になります。

さて、今週から気温がぐっと下がって、もうUnterhoseズボン下がないと脚が寒くて長くは外を歩いていられません。気温のせいか歳のせいか。雪も遅まきながら急いで降っています。細かい乾いた粉雪が、いつもぱらぱら。雪のおかげで、なんだか朝学校に行くとき少し明るいように思います。雪というのは灰色の雪雲を伴って、憂鬱感や閉塞感を運んできますが、幸い白いので、少しは気持ちが前向きになれます。雪が黒いものだったら、どんなに暗い季節になっていただろうと、ときどき神様に感謝してしまいます。

体調の方は先週思いっきり落ち込んだためか、ストレスか、風邪か知りませんが、なんとなく胃がいつも水っぽくてどうも駄目です。

今週工場でやったことを写真で紹介しましょう。ちなみに、マイスター作品の製作過程をUpすることに多少の戸惑いはあるのですが、少なくとも今週は、この作業自体が僕の生き様そのものでありますので、Upする次第です。

今週はFederhausを作りました。動力としての巻きぜんまいを収納している入れ物で、日本語では香箱と言ったと思います。今の時代にFederhausを手作りする機会はほとんどないと思います。クラスでもFederhausを作っているのは僕だけです。

a0207111_3553116.jpg直径70mmの真鍮の塊を三爪チャックでつかんで粗削り。
a0207111_355517.jpg中刳りのため、最初に穴を開け
a0207111_35441100.jpg最後はFreserで穴を出来るだけ大きくします。普通はこのFreserをこういう風には使いません。先生がいたら、ガーガー言われていたでしょう。
a0207111_3542987.jpgFreserで穴を開け終わったところ。こんなにたくさんSpaeneクズが。
a0207111_3541388.jpg中ぐり。中ぐりは普通のMantelflaeche円柱の外表面を削るより難しいです。刃高合わせがちょっと厄介、深くなればなるほどバイトのStangeの部分が長くなって、バイトが細かく振動する、それから中ぐりされた内径を測るのが難しい。
a0207111_3535979.jpg外径も削って、いよいよ香箱を真鍮の塊から切り離す。切り離すとき、普通は突っ切りバイトという専用のバイトを使いますが、今回は径が大きいので非常手段、鋸の登場。
a0207111_3534226.jpgAufnahmeヤトイを作ってそれに切り離した香箱をひっくり返してスポッとはめ込む、Schellackで接着。切り取られた端面のPlandrehen
a0207111_3532916.jpgそのあと、この香箱の場合、ベアリング軸受けが入るので、それがPresspassungしまりばめで挿入されるように、軸受け外径よりもca.2/100mm小さい穴を中ぐりであける。この作業が一番緊張する。過って軸受け外径よりもちょっとでも大きく削ったら、いままでの苦労が水の泡になってしまうから。
a0207111_3525496.jpgやれやれ、やっと出来た。ベアリング軸受けもしっくり収まった。右にある黒っぽいのが巻きぜんまいで、これが後で中にはいる。
a0207111_3523547.jpg左が削り出す前の真鍮の塊、これでたぶん2kg以上あるね。これが結局出来上がると(右)100gぐらいになっちゃうんだから、随分材料が無駄になっています。
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by furtwangen | 2007-01-27 09:15 | マイスター学校@Schwenningen
2007年 01月 21日

凹まない

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(学校の建物)
嵐のせいか、今日は雲の流れは速いものの、概ね天気はよかったです。それにしても暖かで、一昨日朝7時前の気温が10度以上ありました。この季節に早朝から10度以上なんて、もう気狂いの沙汰、そりゃ、嵐のひとつやふたつ吹き荒れない方がおかしいくらいです。昨日も今日も朝から10度前後。

さて、今週は随分へこみました。特に水曜日の夜はもうお先真っ暗っていう気持ちで、何も手を付けられませんでした。金曜日にあるはずだった企業経営の筆記試験が来週にverschoben延期されたので、それで心身ともに少し救われた感じです。

凹んだ理由のひとつは、僕のマイスター作品が期日までに出来ないんじゃないか、ということです。以前から、製作時間が足りないと書きましたが、その現実がひたひたと僕に近づいています。期日までに出来上がるようなもっと簡単な作品を作ればいいじゃないか、という意見もあると思います。まったくその通りで、事前に通知された期間内に出来上がらない時計を設計するからいけないのです。

しかし僕としては倫理的に引けない一線があります。その一線、こだわりを金繰り捨てればマイスターになれる日がグッと近くなることはわかっています。そうして、そういう選択肢を選んだ人のほうが世辺りがうまいということになるでしょう。

実は以前から薄々気づいてはいたのですが、現在のマイスター試験制度ではマイスター作品は評価されません。つまり、一生懸命作品を作っても試験では評価されない。だから、もしマイスターの資格を取ることがすべてに優先するなら、マイスター作品など作っていないで、評価される筆記試験の科目のお勉強でもしていればいいのです。実際、僕のクラスにも作品製作を放棄している生徒が一人います。放棄しても口が達者で、筆記試験もこなせる彼はマイスターになれるでしょう。しかし、僕は自分自身に対して、マイスター作品のないマイスターになるということがどうしても信じられないし、許せない。作品製作を放棄した彼はそれでいいですよ、彼の人生ですから。でも僕は、この中世から続くマイスター制度というものが年を追うごとにどんどん軟弱化していっても、それでもどうしてもマイスター作品を作らなくてもいいということが倫理的に理解できないし、はっきり言って、そうまでしてマイスターにないたいとは少しも思わない。今週落ち込んで、いろいろ考えましたが、そのことだけははっきりさせました。その(マイスターになるには障害になる)こだわりを自分の芯にして残された2ヶ月間を頑張っていこうと思っています。

愚痴ついでに続きを言わせてください。クラス10人のうち残り9人は作品を作っています。しかし、僕が観て、面白いことやってるなぁ、出来上がるのがたのしみだなぁ、と思わせてくれるのは2,3人くらいです。あとは、まぁ、期限内に無難にまとめて、資格を貰えればいい、という感じの作品です。マイスター学校へ入学する前に抱いていた僕の「マイスター」というものの輪郭が、現実のものとは、少し違っているのでしょう(だから苦しんでいる)が、そういう訴えるもののない作品を見ると、「それでもマイスター作品か!」と言いたくなってしまいます。3次元ソフトで設計しているためか、そういう簡単な作品で済ませようとしている人は、もう作品の製作開始早々から、部品の磨き、仕上げ作業に入っています。僕にはそれが信じられない。なんで、試しのWerkを作ってみないで、もう仕上げの段階に入れるのか。僕とニコ、イマニュエルだけが試作を作ってからOriginalを作っています。ですので、僕らは他の生徒に比べたら圧倒的に仕事量が多いし、いま、この3人の工場での動きは他のヤツらに比べたら、もう悲壮感がありますよ(笑)。

初心にかえれば、そもそも3年前にここに来たとき、Geselle職人にしろMeisterにしろ、資格取得が目的では無かった。これは言い訳でなく本当です。目的は技術と感性を学び取ること。だからあと2ヶ月、悲壮感が漂うくらい一生懸命やって、それで間に合わなかったら、そのときはそのとき!ということにします。
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by furtwangen | 2007-01-21 08:56 | マイスター学校@Schwenningen
2007年 01月 16日

工場の様子

今日もやすりがけで疲れたので、写真で横着させていただきます。

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Eddingマジックインキでやする面を塗りつぶして、平面の凸凹度合いを視覚的に分かるようにしてます。そうやってだんだん平らにしていきます。まぁでも、こうやって文章で書くと簡単そうですが、実際はもうゲリラ戦ですよ(笑)消耗戦というか。時間も無限にあるわけじゃないですし。
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一応プライバシーのこともあるでしょうから誰の作品かはいいませんが、歯数500の超大型歯車。噛みあわせを試しているところ。ただ、僕はこの方法で試すのは賛成できない。歯車は大きくても歯自体はとても小さい。だからもうちょっと厳密に、確かな方法でやらないといけないと思うのですが。まぁ、どうなるか。
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行けると思ったら、後はただ歯を切るだけ。歯数500だから3回ぐらい休憩してました。歯切りは単純作業(右手で切って左手で送る右手で切って左手で送る、これの繰り返し)で、午後には睡魔に襲われます。これが最大の失敗要因になる。集中力が切れそうになって、ぼーっとしてきたら、休憩した方がいいです。
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「出来たー!」ってとこです。別の友達の動滑車。何でもいいから近くにある錘をぶら下げて。嬉しいんですよね、こういう瞬間(笑)きれいに仕上げています。

0119追記:
Manekneko様
久しぶりにコメント頂き、ありがとうございます。Maneknekoさんのブログ、いまでもちょくちょく拝見していますが、チェックポイント・チャーリーの写真のままですから、どうなさったかなぁ、と思っていました。帰国となると、引越しや手続きで大変でしょう。どうぞ、体に気をつけて、無理をなさいませんように。僕もそう遠くない将来、帰国するでしょうから、他人事ではありませんが。
試験まではこのブログを続けたいと思っていますので、これからもよろしくお願いします。
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by furtwangen | 2007-01-16 06:34 | マイスター学校@Schwenningen
2007年 01月 14日

やすりがけ

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金曜日に撮った写真で、僕が毎日使っている作業机です。
時計屋さんが作業しやすいように設計された専用の机で、机の高さをいつでも自由に変えることが出来ます。目線の高さで歯車のやすりがけをしたいので、随分高くしています。手前のフェリックスの机の高さが、まぁ、普通の高さ。ちなみに、この季節、外は真っ白の雪景色で、そういう環境で、時計の製作をしていると、いかにもヨーロッパへ来て時計を勉強してるって感じになるんですが、今年は暖かくどうもそういう風にはなっていません。
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こんな風に、やすりを使って歯車のSchenkel腕の部分を仕上げていきます。放電加工機などを使ってもいいですが、僕は今回手作業を選びました。

まだ、物作りの世界に入って日が浅いのであまり偉そうなことはいえませんが、その職人さんの腕の良し悪しがもっともよく表れるのは、金属加工の場合、やすりがけだと思います。下手な人がやると、ひどいことになります。せっかくそこまでの加工がうまくいっていても、ひどいやすりがけで、その作品はゴミと化します。水平、直線にやするべきところはそのように、曲線ならきれいな曲線になるように、状況に応じて力加減、やすりの目(Hieb)の細かさ、形状を(横着せずに)臨機応変に使い分ける。そして何より、加工面をよくよく観ること。人間必ず癖がありますし、やすりという道具自体にも癖がありますから、そういうところをよくよく見極めて、常に修正修正、最終的に仕上げるときには面の粗さとその方向、寸法など、ちょうど、400トン近いジャンボがじょうずに滑走路に着陸するように、工作の仕上げも上手に着陸させないといけません。
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by furtwangen | 2007-01-14 22:56 | マイスター学校@Schwenningen
2007年 01月 12日

だんだん歯車っぽくなってきたかな

今日はもう疲れてるから写真で横着させてもらいます。
今日の作業。歯車の腕Schenkelを切り出す。(Schenkelは足とか脚みたいな意味だけど、日本語ならこの場合「腕」じゃないかな?)
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これは昨日Upした写真の右側の小さいほうの歯車。糸鋸Laubsaegeで切り取るから、そのために穴を開けてます。
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糸鋸で2つ切り出したところ、ここで今日は学校の工場を追い出されました。引き続き家の台所でゴリゴリ...
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残り三つも切り出して、どうでしょう、随分歯車っぽくなったでしょ。ちなみに見ていただきたいのは左ですよ、右じゃなくて(笑)。右にある5つの部分は切り出されていらなくなった部分、ゴミです。
これから、この腕の部分をやすりでもっとスマートにきれいに仕上げていきます。ここからかなり根気勝負の作業、ほとんど終わりのない、永遠に満足感が満たされない作業で、どっかで打ち切らないと他の作業が進まない、そういう作業になります(笑)。
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これは昨日、歯切りをした結果の歯の様子。10倍のルーペを使って撮影、歯厚1.5mm。表面に筋がありますが、もうこれ以上は磨いたりはしません。バリは取りますけど。
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ところで、今日Tchiboでデジタルノギスを買いました。このノギスはいろいろなカタログでちょこちょこ見たことがありましたが、今回9.99オイロで売っていたので買ってしまいました。測定精度は100mmの長さまでは+-0.02mmで、精密ノギスとしてはあまりすばらしくありません。だから僕はこれを直接は使わないつもりです。僕はこれをちょっと分解して、どうなってるのか観て、できれば普通の(デジタル化)されていない旋盤に使って、バイトの送り量をこのデジタル表示で制御できたらいいなぁ、と思っています。値段的にも、万一ぶっ壊してしまっても惜しくないですし、試してみる価値はあるでしょう。ちなみに、測定方法は「非接触型(Kontaktloses CAP-Messsystem)」と書いてあります。実際、ラックとピニオンのようなものは見当たりません。非接触型でよく、そんなに精度よく測れると思いますが、旋盤への応用という点では、とても嬉しいことです。
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by furtwangen | 2007-01-12 08:47 | マイスター学校@Schwenningen
2007年 01月 11日

歯車の歯切り

月曜から学校が始まって、今日までの三日間、フルに工場で作業。前にも書いたけど、水曜日までにある程度作業結果を出せないと、非常に気分の悪い週になってしまいます。そういう意味で、今週はよく働けた。まぁ、満足。今日はふたつの歯車の歯切りFraesenをしました。真四角の真鍮材料からちゃんとした歯車を作るのは、手作業なら1日2つが限界って感じ。
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これが、歯切り装置。右上にHebel取っ手があるでしょ。ひとつの歯を削るごとにこのHebelを下に、そして上に動かす。そうすると、Fraeserカッターも一緒に上下運動して、その横にある真鍮円盤に歯が出来るわけ。装置下にある大きな円盤が割り出し盤。例えば、歯数が180の場合、歯と隣の歯の間の角度が2度なわけ。つまり真鍮円盤を2度回転させては歯をひとつ切る、そしたら、また2度回す。その回す角度を決めるのが割り出し盤。
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ただ削るだけなら、無責任にガリガリ削ってればいいけど、削り終わったときの直径が大事です。その直径を測るだけのためにすべての歯を切っていたら、上のHebelが案外重いので、腕がしびれてくる。だから、直径を測るに必要な数の歯だけ切っています。
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そして、ノギスで測定。この歯車の場合、直径116mmのオーダーで許容範囲百分の2mmと設定。つまり116.08mm以上116.10mm以下で、ベストは116.10mm
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今回の場合、そうやって測定していったら、案外削り量が多くなってきたので、いい加減なところで、一度全部の歯を削りました。せっかく厳密にやっても、削り量が多いと振動が発生して、狙った径が出来ないかもしれないし、それから、歯の表面(ドイツ語でFlankeといいます)がビビッた感じになってよくない。ただ、全部の歯を切っちゃうとどこの歯を使って直径をProbeしてるんだか見分けが付かなくなるから、青いEdding(マジックインキのことをドイツ語でEddingといいます)を使って、ここだよ!ってマーキングしてます。
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今日出来た2つの歯車。大きいほうが歯数168、小さいほうが歯数180。大きいほうの歯車は、残念ながら真円ではなくて、直径の測定箇所によって、百分の2から百分の3mmの違いがありました。まぁ、でも問題ないでしょう。この歯車はAntriebsrad駆動歯車で、回転軸とは固定でなく、多少、軸との間に遊びがある。Eingrifftiefeかみ合い深さ(つまり半径)にしたら、百分の1.5mm以下の違いだから、まぁ、使い物にはなるでしょう。

0111追記:
H.Suto様
新年おめでとうございます。
今年もよろしくお願い申し上げます。
大時計としても大きな歯車です。しかし友達はもっと大きな歯車で歯数500!といっていました。こうなると歯切りは体力勝負。丸一日かけて切るつもりだそうです。
おっしゃる通り、間にRatsche(Sperrrad)が入ります。このSperrradはSchnecke並びに軸と一体でぜんまいを巻き上げるとき空回りします。その巻き上げている間、駆動力がなくなりますので、それを防ぐためにSperrradとAntriebsradの間にSperradに抗する歯車Gegengesperrradという歯車を入れます。この歯車は普段は空回りしていますが、巻き上げるときだけsperrenされ、そのGegengesperrradに付いたバネの力で、巻き上げている間Antriebsradに動力を供給します。
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by furtwangen | 2007-01-11 06:28 | マイスター学校@Schwenningen
2007年 01月 10日

パリパリお菓子

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「お、もうこの季節か」と今日このお菓子を見つけて思いました。
Fasnachtschuechliって書いてあるから、謝肉祭のときのものなのでしょう。宗教的なことは知らないですが、ともかく僕はこれが好きなんです。一年中売られているわけではないので、ちょっとお高いですが、まぁ、いいかってことで、去年はこれを結局10箱は買って食べました。もうこれが家にあると安心するんです(笑)

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バリっと噛み付くと上にのっている粉砂糖がぷっふぁーと舞い上がって、それが鼻に入ったり、それから大きなお皿の上で気をつけて食べても、どうしても周りが砂糖っぽくなるです。だけど、それでもおいしいなぁー。

ちなみにちょっと関係ないですが、ドイツはチョコレートのついたお菓子がたーっくさんあっていいのですが、逆にチョコの付いてないお菓子を探そうと思うと、あれも付いてる、これも付いてるって感じで、ちょっと探すの大変。そういう意味でも、このパリパリお菓子はいいです。

0111追記:
まさみさん
ちょっと気味が悪いくらい暖かいですね。昨日も今日も寒がりの僕がセーター脱いで働きました。
このお菓子見つかりましたか。僕は今回REWEで見つけて買いました。去年Furtwangenに居たときはEDEKAで買ってました。おいしいといいんですけど、どうでしょ。
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by furtwangen | 2007-01-10 08:38 | マイスター学校@Schwenningen
2007年 01月 08日

ほんとに暖かい冬

いま、17時ちょっと前で外気温6.9度。散歩に行った2時頃は8度くらいありました。この数日5度以下になってないんじゃないかなぁ。真夜中はもうちょっと冷え込んでるでしょうけれど。まぁ、ともかくあったかくて、未だに秋のジャケットで外を歩けちゃいます。例年なら、積雪30cmくらいはあるでしょうし、気温もマイナス5度くらいまでは冷え込むでしょう。

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これは一年前の冬、12月18日の写真。まぁFurtwangenですから、少し雪が多めですが、それより何よりこの薄暗さ。ドイツの冬はこうじゃなきゃ(笑)

今日はミュンヘンの領事館に提出する在留届を書きました。外務省のHPからPDFファイルでその書式をダウンロードできるので楽です。おまけに全部日本語で書いてあるし、日本語で書けばいいし、なんだかこういう書いてあることが分かっちゃう書類は久しぶり(笑)この夏にパスポートが切れるので、その頃どこにいるか分かりませんが、一応そのために在留届を(遅まきながら)提出することにしました。
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by furtwangen | 2007-01-08 01:20 | マイスター学校@Schwenningen
2007年 01月 06日

年始の記録

すっかりボケていました。明日休日ですね。普通の土曜日かと思ってた。買い物が出来ないってことですね。さっき、夕食のときに気づいた。なんかもっと食料を買っておけばよかった。まぁ、でもY君が日本からいろいろ食べ物を持ってきてくれたので、この週末くらいは凌げるでしょう。

さて、年末はSilvesterpartyから帰って来たのが夜中の2時半でしたから、元日はもちろん寝坊しました。僕は以前のGastfamilieのお母さんのところに泊まらせてもらいました。この家は休日、はっきりした朝食がなく、なんとなく昼ごろから一日が始まります。この日は昼食をお母さんがEinladungしてくれるというので、13時くらいからの昼食を目指して、11時頃からお母さんが始動しました。僕もその頃には立てになって、コーヒーを一杯頂いた後、ちょっとお手伝いしながら、昨晩のパーチーのことやいろいろ近況を話しました。なんせ、時計学校が終わった7月から一度もこのFamilieのところに来なかったので、話すことはいくらでもありました。

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ちょっと暗い写真ですが、お母さんお手つくりのお昼ごはん。お兄ちゃんのアンドレアスとダニエル、Y君も一緒にいただきました。こういう心のこもった食事をいただけるというのは本当にありがたいことです。

まぁ、このお母さんについてはまたいつか書きたいと思いますが、ともかく僕はこのお母さんにめちゃくちゃ好かれてるんです。この好かれ度合いは一言二言では表せないくらいでして、例えば、僕がクラシック音楽を好んで聴くのを知っているので、僕がFreiburgへ行くときは必ず、劇場やKonzerthalleで行われるコンサートやオペラを観に行かないかと予め訊ねられるのです。僕は断らない性質なので、結局毎回のように行っています。だからフライブルク交響楽団のコンサートにはもう20回以上は聴きにいかせてもらっています。それも毎回、お母さんのEinladungで(笑)。僕まだ一度もそこでのコンサートにお金を払ったことない。
しかし、毎回奢ってもらって言うのは悪いですが、それが出来るわけがほんのちょっとあるんです。それは、このお母さんがフライブルク劇場で働いているので、チケットを手に入れやすいらしいのです。

a0207111_630163.jpg今回もお昼ごはんをご馳走になった後、フライブルク交響楽団によるニューイヤーコンサートにY君共々ご招待いただきました。見てください、この値段。ニューイヤーコンサート、前から14列目で。そんな訳ないんですよ本当は。さっすがお母さん、ほんと、毎回ありがとう!
ところで内容ですが、Josef Straussの曲のあと、Pauseを挟んでTango! Bandoneonというアコーディオンみたいな楽器を使って、楽団と演奏。楽団の前にステージを設けて、そこで2組のペアーがTangoを踊りました。情熱的な中にもなんとなしにmelancholischな感じがあって、グッときましたよ。それで、ニューイヤーコンサートにありがちなJohann Straussの曲なんかはなくて、よかったです。


コンサートの終わったのが7時半位だったので、その後、ダニエルとみんなでボーリングをしに行きました。ほんとに盛りだくさんな年末年始でした。
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これは次の日の朝食。外で摂るつもりだったのですが、仕事に出かける直前で忙しいお母さんが、僕達のためにセットしてくれました。ほんとにメチャクチャ親切なお母さん、この人に出会わなかったら僕はこんなに長くドイツにいなかったと思います。
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by furtwangen | 2007-01-06 10:50 | マイスター学校@Schwenningen