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2007年 02月 20日

やっと来た!!

今朝8時過ぎに僕が待ちに待った日本からの小包が届きました。
何を送ってもらったかというと変圧器!
Input240V Output110Vの変圧器。
Internetを通して日本で注文したのが、新品だったせいか、Frankfurtの通関で引っ掛かりまして、結局35オイロ課税されました。多分課税の有無とその額を算定するのに5日もかかったと思われます。
この変圧器で何をしたいかというと、旋盤仕事をしたいのです!
あんまり学校の工場が開放されなくて、時間ばかりが経っていきますので、しょうがないから送料がかなりかかりましたが、僕の日本にある小型旋盤をこちらに送ってもらったのです。それがおよそ2週間前。これでFasnetferienに家で旋盤を回せると思ったら、手持ちの変圧器では容量が足りない!ひぇーー!手持ちのが容量120Wで旋盤の消費電力が140W!ぎりぎり足りなーい!(実際につないだけどやっぱり動かないで変圧器の安全装置が働いた)
それで急遽、容量500Wのを注文したのです。明日で休暇が終わり、まったく遅きに失した感 大ですが、来ないよりはまし。
これで、旋盤加工、フライス加工のほとんどを土日を気にせず、思う存分できます。

幸い僕の部屋は地下室でこの地下には僕以外だれも住んでいませんから、旋盤による騒音の心配はほとんどありません。
今日はいつも買い物をする近くのREWEが13時半に閉まっちゃうようなので、まずはともかく買い物に行って、午後から悲願だった旋盤をガンガン回したいと思っています。

0221:まさみさん
今回はDHLはよく働いてくれたと思います。Zollで時間がかかってしまいました。
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by furtwangen | 2007-02-20 19:05 | マイスター学校@Schwenningen
2007年 02月 19日

0.1%の過失

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昨日Villingenを散歩してたら、ばったりマイスター試験委員会の試験官に会(遭?)ってしまいました(上の写真は違いますよ)向こうも僕のこと覚えてくれていてよかったけど、まぁ、こんな小さな町でこんな顔してたら忘れないわな。お面かぶらなくたって年中仮装して歩いているようなものだもの。(いつもみんなそういう目で僕を見てます)
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(Narro君です。中世末期から伝えられる”Villingen”の(Der Narroなのでたぶん)男の子です。ところでNarriさんは女の子ですか?)

先週から待てども待てどもこない日本からの郵便物があるんです。東京の小さな郵便局からフランクフルトに来るのにたった1日半しかかかっていないのに、フランクフルトからVillingenへは丸5日経ってもこない。どうしちゃったんでしょうね。そんなにFrankfurtから遠くないんだけどね、僕の町は。なにかFrankfurtの通関で問題があるなら、課税の請求書を送ってくるなり、日本に送り返すなり、なにかアクションを起こしてくれないと、5日間も通関で検査しててもしょうがないと思うんですが。

ところで、学校の工場には事故防止を呼びかける掲示があって、こう書いてあります。

Warum NULL Fehler?
Sind fehlerfrei 99,9% nicht genug?
Bei 0,1% Fehler haben wir

- 2 unsichere Flugzeuglandungen jeden Tag auf dem Frankfurter Flughafen
- 1600 Postsendungen in der Stunde, die durch die Bundespost verlohren gehen
- 20000 falsche Rezepte im Jahr
- 500 falsch durchgefuehrte Operationen jede Woche
- 22000 Zahlungen, die jede Stunde vom falschen Bankkonto abgebucht werden
- 120 Uhren am Tag die nach der Reparatur nicht funktionieren

僕なりに訳しますと、

なぜ、事故は「ゼロ」でなければいけないか。
事故過失を99.9%防ぐだけじゃ駄目なのか?

0,1%の過失が発生するということは

・毎日2件の危険な着陸がフランクフルト空港で発生する
・毎時1600通の郵便物を連邦郵便局が紛失する
・年間20000枚の処方箋が誤って書かれる
・毎週500回の過った手術が行われる
・毎時22000件の支払いが誤った銀行口座から引き落とされる
・毎日120個の時計が修理した後動かない

うん、なかなか面白い例えでしょ。一番最後は時計科の工場だからそう書き加えたのでしょう。
それにしても、僕のその郵便物、その「毎時1600通の郵便物」に含まれていないといいけど。

0220:まさみさん
2週間も行方不明だったというのは、もう十分脅しになってます(笑)で、いまこの返事を書く前にもう一度日本の追跡ページでチェックしたら(DHLのページは繋がらない)、な、なんと!今日の夕方17時11分にFrankfurtの国際交換局とやらから発送!!されました。その小包が僕に向かってか日本に向かってかは知らないけどともかく動き出した!前回の例でいくと、夕方Frankfurtの交換局を出た郵便物は翌朝僕のところに来る。(だから今頃Stuttgartを走ってるかも)まぁ本当に受け取るまでは安心できないですけど。届くのがあまりに遅いから、いま代用品を明日この近くで買えないかといろいろ調べていたところでしたが、もう一日待ってみます。
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by furtwangen | 2007-02-19 23:07 | マイスター学校@Schwenningen
2007年 02月 18日

拡声器のある風景

こんなにいい天気が続いているのに昨日は一歩も外に出なかった。だから、今日は一度は出ようと、どうせ出るなら隣町Villingenまでバスで行って明日の食料でも買ってこようと。VillingenはRottweilと並んでここら辺ではFasnetの古い歴史を持っているから、そんなのも観られるかと思って。

多分昨日からいろいろFasnetの行事が始まっています。それで、街の中心に大きなスピーカーが設置されていたんです。

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写真が悪いですが、かなり重量感のある拡声器でこの柱はこのスピーカーだけのために立っています。僕はこれを観たときに、多分だれも共感してくれないけど、ドイツ人の潜在的なアイデンチチーを感じたのです。
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この写真は1940年のもので...といわれても何の違和感もないでしょう。街の中心にある十字路のど真ん中にあって、四方に伸びる通りに向けて4つの拡声器が口を開いています。街の隅々まで情報を周知徹底するには実に理にかなった設置場所、設置方法です。
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今日はブラスバンドの行進の合間に、ここからドイツの演歌みたいなものを流していました。しかし、この風景はどこか戦前戦中のドイツにありそうな風景だなぁと。
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この拡声器から、
Achtung! Achtung!
なんて大きな甲高い男の声が鳴り響いたら... 特定の人種からの非買運動や思想統制の文句が流れたら...
僕がここで言いたいのは過去の善悪ではなくて、ちょうど映画「シンドラーのリスト」の時代というものが、どこか別の世界の話でなく、実際ここドイツという土地で起きたんだということを、この拡声器を見たときにふと感じたのです。もしこれらの写真を見て、あの重い時代の風景と何かしらがダブって見えたら、その部分が、あの悲惨な大戦を経験してもなお排除できない(排除する必要はない)、時代の流れに依然しないドイツ人の骨身に染みた何かだと僕は感じたのです。

同じテーマでもうひとつ。この写真をみてください。
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これはFurtwangenの時計学校が学校紹介のパンフレットを新しくするということで撮った一枚です。ちなみに僕も別の写真で被写体になりまして、新しいパンフレットに載ってます。まぁ、それはいい。
見て欲しいのは、この3人の不自然な格好。これは自然とこうなったのではありません。僕もこの撮影のとき見てたから知ってます。先生がこういうポーズを3人に要求したのです。「ひとつのものを複数人が凝視する」というポーズです。僕はこのときふと次の写真が頭に浮かびました。
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これは社会科の教科書にあった写真で、右から3人目がまぁ当時の指導者ですね、誰とは言いませんが。
どうでしょ、なんだか写真の印象に共通するものを感じませんか。そしてこういう「不自然なほどにみんなが一点に注目する図」というのはあまり日本人の発想にないと思うんです。下の写真の場合注目しいる物がある特定の人物、上は工作機械で、写真のテーマとしてはまったく違います。しかしその表現方法に強い類似性を見て取れます。そういう表現方法というか美意識みたいな価値観に、時の流れによらない彼らの強い一貫性を感じるのです。
再度いいますが、過去の歴史について書きたいのではありません。それからこれらの写真から僕が感じるかれらのアイデンチチーを排除すべきだといいたいのでもありません。彼らが大変な歴史を経験してもなお無意識の世界に住み着いて離れない彼らの「癖」を感じたのでそれを今日書きたかったのです。
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by furtwangen | 2007-02-18 07:15 | マイスター学校@Schwenningen
2007年 02月 17日

どうにかやってます(笑)

まぁ、苦労は買ってでもしろ、って言うくらいだから、いま時計製作のことでどん底まで落とされたけど、それをどうにかポジチブに捉えないといけないんでしょう。昨晩いろいろ考えたけど、時計学校を卒業してそのままマイスター学校に進学したこと自体、誤った選択ではなかったはず。法律だか規則が変わって、去年からマイスター学校への進学条件に実務経験がなくなった。そしたら、そこに進学するのは至極自然なこと。その決断自体間違っていなかったと思う。

昨日15日はFasnet休暇の初日だったんだけど、なんでも毎年この学校はこの日にPaedagogischer Tagだそうで、ともかく先生たちだけは学校に来る。というわけで午前中だけ学校で作業が出来た。それで、フェリックスも来てて彼に言われた。「僕もこの学校に在籍し続けるか何度も考えたけど、去年の9月に入学してから随分費用がかかっているから、お前もともかく試験だけは受けろ」と。まったくその通り。昔ならマイスター試験は人生一回までだからよく考えないといけないけど、いまは3回まで受けられる。それから実技試験で持ち込む大きな時計Grossuhrenは何でもいいわけ。(その時計が普通はマイスター作品なのです)それから今度いつ受験できるかわからないから今回の機会をいまこの時期に自ら放棄するのはあまり賢い選択とはいえないだろう。僕はドイツ人じゃないんだからそんなに長くドイツにいられないだろうからね。そういう諸々の事情を考慮すると、まぁ、駄目でもともかく受験してみるというのが妥当な判断でしょう、一応受験資格はあるんだから。

たとえ、作品が試験に間に合わなくても、いつかまたチャンスがめぐってくるかもしれない次の試験の時に使えるから、これから一ヶ月ちょっとの苦労は無駄にはならないはず。

いま日本から送ってもらっている荷物で、首を長ーーーくして待っている物があるんです。それが何かは届いてからここに書きます。それで、今のInternetの時代は便利なもので、その小包の追跡調査ができるんですね。伝票の郵便物番号があれば調べられる。それで、14日の夜8時にもうFrankfurtにその荷物到着してるんですよ。そして通関で検査中だそうなんですが、なかなかそこから発送されない。もうほぼ丸2日間、通関で止められている。なにやってるんだろ。早く発送して欲しいんですけど。作品製作と直接関係したもので、もうあんまり時間がないんだから、zack zack zack!頼みますよ。(いつも工場でこれ言われてるから、ここで仕返し(笑))
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by furtwangen | 2007-02-17 05:04 | マイスター学校@Schwenningen
2007年 02月 15日

悪夢の一日

今日ほどブログを書きたくない日はない。
何をやってもうまくいかない日というのが時にはある。しかし、今日は受け入れがたいほど最悪な一日だった。悪魔を一日中背負っていたような日だった。こちらに来てから3年とちょっと、何度もScheisseな日はあったが、今日はすべての希望といままでの努力を完全に無にしてくれる完璧なメニューを200%こなしてしまった。人生山あり谷あり、昨日は技師のクーバスさんとうまくコンタクトが取れて、お願いしていた真鍮板の加工がスムーズに出来た。だから、今日はあまりパッとしない一日になるだろうとは予想していた。しかし、ここまで精神的に致命傷を負うとは... これなら、仮病でもして一日家でゴロゴロ、テレビでも観ているほうが、数万倍よかった。
この3週間、微かな望みを心の支えに工場で働ける間はすべてフルに働いた。そのために家では次の日の作業手順と、先生からのヒントをもとに設計の変更など家で出来ることはほとんどした。自分や学校で出来ない加工を見極めて外注にもだした。週末は重たい時計旋盤を学校から密かに持って帰って、家で回した。時間の効率と自分の体力を考慮して、ほとんど成しうるすべての事をしてきたつもり。

今日はクラスの友達、先生の優しさを人一倍感じた。だれも「もう、駄目だね」なんて正直には言わない。本当にみんな優しい。隣に座っているジーモンは底なしにやさしく心配してくれている。ありがたくもあり、その優しさがまた辛くもある。
僕は多分この学校で今日初めて呆然として動けなくなった醜態をさらした。みんな何度もそういう魂の抜けてしまった僕を見ていた。
「Bist Du kaputt?」再起不能になった僕にヤオホ先生は話しかけてくれる。僕は機械じゃないけどKaputtなんだね、こういうときは。優しくて心にしみるけど、それ言われたらもうお終い。

明日から何を心の支えに、何を目標に仕事に取り組めばいいのか。幸い僕はこの最悪な状況の中でも、自分で設計した、または設計しているこの時計がとても気に入っている。変な癖がなくて、つまらない飾りなんかがない、その代わり技術的にとても面白い課題を包含していると思っている。もしこの時計を完成させられたら、本当にすばらしいし、みんなに堂々と観てもらうことができる。残念だがもはやその時計そのものに対する思い、その一点以外にない。
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by furtwangen | 2007-02-15 09:38 | マイスター学校@Schwenningen
2007年 02月 12日

郵便料金の値上げ

金曜日の午後、随分暖かくなったせいで、かろうじて残っていた雪がほとんどなくなりました。今朝ほんのちょっとだけ雪が降っていましたが、とても積雪には至りません。庭の芝が緑みどりしてまして、二月の光景とは思えません。雪のないクリスマスは、東京にいるときはいつもそうですから、いくらも想像できます。しかし、積雪のまったくないFasnet謝肉祭っていうのは、僕にはかなり変です。せっせと仮装して、お面をかぶって、地面を鞭でバチバチ引っ叩いて行列しても、雪がないんじゃ...なんか、背広とネクタイでバッチリ決めてるのにズボンはいてないみたいな感じ。

先月のことですけど、兄に新年のカードを送ろうと思ったら、料金不足で返ってきました。重量オーバーや大きさのためでなく、どうも消費税の値上げに伴う便乗値上げが原因のようです。昨年までなら1.55Euroで日本に行った封筒が「15セント不足」ときました。これは値上げのしすぎです。消費税率16%から19%への引き上げに伴う1.55Euro封筒の値上げ分は計算しますとおよそ4セントです。端数が面倒くさいということを考慮しても5セント値上げの1.60オイロにするのが本来です。したがって+10セント分が今回の税率引き上げに伴う連邦郵便局の便乗値上げ分となります。これからも一層愛想よくサービスの向上に努めて参りますので、みなさまのご理解をいただきますように(笑)
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by furtwangen | 2007-02-12 00:19 | マイスター学校@Schwenningen