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2008年 01月 31日

「よりきれいな曲線」って何さ?

仕事の内容をここに載っけるのはよくないような気もするけど、だれも愚痴を聞いてくれないからここに書きます。
いや愚痴というほどネガチブなことではないですけど。
僕がいま仕事で苦しんでいること。それは、
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上のクルッと円弧を描いている部品、このきれいな曲線が出てこなーい!
もちろんこの写真の部品そのままの曲線ではないですよ。ちなみにこの時計は僕の働いている会社の時計ではないです。(この写真にはネジがひとつ欠けてます)
この丸い円を描いている部品をRegulatorfederとか、特にこの形のをSchwanenhalsregulatorfederといいます。Regulatorは時計の歩度を微調整するための機構で、その機構にいつも緊張を与えておくためのFederバネです。

で、このバネは「微調整するため」という機能的な役割と同時に時計のメカの美しさにも大きな影響を与えます。バネだから力がかかる格好をしていれば機能的にはどんな格好でもいいわけですが、どうせなら上の写真にあるようにきれいな、美しい曲線を持ったバネにしたいわけです。

その美しさといま戦っているんですよ。なかなか「これだ!」っていう曲線が出てこない(泣)上の写真は説明するために載せたもので、僕がやっている、狙っている形状はぜんぜん違う形です。だからこの写真を見て、簡単じゃないか、なんて安易に思わないでくださいよ(笑)。この写真にある美しさとはまったく別の美しさを持つバネをゼロからつくるってことです。

ただ、形状は違っても見た目美しくないといけないことには変わりない。で、もうどのくらいこの作業をしてるかなぁ。12月には始めてたから、もう2ヶ月近くこれに悩まされているということですよ。いろんなバリエーションを提案してるんだけど、「よし、これで行こう!」っていうのがまだない、というか先生がOKを出してくれない。もう案、可能性は出尽くしていると思うんだけど。その証拠に、先生が新たに描く曲線は最近では 以前に試したものばかり。助け舟を出してくれるのはありがたいけど、提案が堂々巡りをしちゃって解決策になってない!

きれいな曲線を追求するといっても、何の束縛もなく自由にできるわけじゃないです。会社として「こういう感じの曲線」っていうのがあるし、その曲線を展開する空間の制限もある。とか、いくらいい曲線でもほかの部分との調和っていうのもある。バネとしての強度も必要なわけで、簡単じゃないんですよ。「より美しい曲線」って言うのはやさしいけど、それって何さ?って言いたいですよ。

今日、先生がひとつ気に入った格好のを(結果はどんどんプリントアウトしてるから)持っていったから、その辺で妥協してくれないと時間もないですよ、先生。

それでこの苦しみの中から学んだこと、学んでいること。

1.美しさに対する感覚は基本的に皆同じ。曲線の中で「ここがちょっと変」と思っているところは、必ず指摘される。
2.より美しい曲線を追求して、どんどん凝った、複雑な曲線を描いていくと、どんどん美しくなくなる。変な断言だけど、もっとも美しい曲線は純粋な「円」。円弧を繋ぎ合わせて美しいと思える曲線は3つの円弧までだね。4つ以上の円弧を繋ぎ合わせても美しい曲線になることはまずない。とっても苦しそうな不自然な曲線になりますよ。
3.曲線自体がきれいでも、周りの部品の位置や形状によって、その曲線がきれいに見えなくなることがある。(上の写真の場合、円弧状の曲線の中にネジがあるでしょ。このネジの位置が曲線をきれいに見せる重要なポイントね。)
4.ただ、2の作業、悶々とした出口のない作業で苦しんだ後、駄目だーって開き直って出てきたシンプルな曲線っていうのは使いものになることが多い。

この曲線問題が解決してくれないと夜よく眠れない。
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by furtwangen | 2008-01-31 05:14 | 黒い森の小さな町
2008年 01月 28日

今晩も軽く更新

北のほうではカーニバルというと思いますけど、南の僕たちのところではFaschingファッシングとかFastnachtファスナハトとかいいます。そろそろ謝肉祭が始まるみたいです。多分今度の週末からです。シュバルツバルトの中ではFasnetファスネットという言い方のほうがよく耳にするかもしれないです。いや、ファスネットじゃなくて、ファシュネットかな(笑)こっちはsの「ス」みたいな発音がよく「シュ」になっちゃうんですよ。Hast Du kapiert? 分かった?なんて言うのも「ハッシュドゥー かぴーぁt?」みたいになる。「Ich(私)」も本当はイッヒですけど「イッシュ」とみんな言ってます。話が全然関係ない方向に飛びますけど、標準ドイツ語でalso! それじゃやるか!みたな掛け声がありますけど、こっちはsodle「ぞーdれ」とか「d」のあとに露骨にeの発音が来てsodele「ぞーでれー」みたいに限りなく締まりの無い掛け声に変わってきます。このsodeleなんていう言葉は、この当たりの典型的な方言と僕は観察しています。この森でalsoで掛け声かけている人はほとんどいないですけど、この森を出てすぐのフライブルクまで行くと、もうこの「ぞーでれー」は少数派になると思います。もっともフライブルクは大学町で言葉もかなり標準化されているという事情があるとは思いますが。
話が変な方向にそれましたが、
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この写真をただ載せたかっただけです(笑)
この街ではFasnetの時にこの小川で悪ふざけをするらしいのですが、この週末はその準備をしていました。
来週の月曜日はこのお祭り騒ぎで道がふさがれ、みんな会社にたどり着けないそうでお休みとか言ってました。と、ということは今週たくさん仕事の結果を出さないといけないってことですかね。

0128追記:
Pekoさんもsodle知ってますか!そう、重い腰ね。いやだけどしょうがないからやるかぁ、みあたいな感じですよね。僕の場合は、社会の先生が授業で、出欠をとりながら雑談して、さてそろそろ授業を始めるか!っていうときに、低い声でゆっくり、そしてdの次のeも長くしっかり発音して、ぞーでぇれーって毎回言ってましたよ。だからsodeleは重低音なものだと思っていたら、あるときスーパーのレジの小柄な女の子が、レジ仕事始めるかぁー、って言うときに高い声で そーでれー って言ったときにはちょっとびっくりしました。こんなかわいいsodeleもあるんだ!って(笑)
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by furtwangen | 2008-01-28 05:52 | 黒い森の小さな町
2008年 01月 27日

お久しぶり

もう一週間もブログをサボりました。その間にもこのブログを突っついて下さる方がいること、感謝してます。

仕事がだんだん大変になってきた、というか面白くなってきたという感じです。まぁ、一言でいうと、僕がもっとどんどん仕事しないと設計している時計の製作が先に進まないというか。だれも会社でそんな圧力をかけてくる人はいませんけれど、客観的に4月のバーゼルメッセに間に合わせると考えると、もうそろそろいい加減に設計の結果を出さないといけないですなぁ。

それでも、どんなに仕事が大変とはいっても日本人みたいに夜遅くまで会社で残業なんてことはありませんよ、まだ1月ですし、ここは労働者、サラリーマンにやさしい国ですから。自分のプライベートな時間まで投げ打って会社に尽くすなんて、少しも偉いということにはならないです。

前回書きましたけど、僕のパソコンにメモリーを増設しました。そのおかげでまたPCでテレビを観られるようになりました。ここに引っ越してすぐにPCにテレビのソフトをインストールしましたが、その直後からブルースクリーンという不具合が出てきて、このテレビソフトが僕のPCと相性が合わないんだなぁ、と半分あきらめていました。でも、もしかしたらメモリーのせいだったのかも知れないと思って、256MB増設後再び試したら、実にすんなり滑らかに動いてくれる。僕の住んでいる町は田舎ですからテレビがないのは、ちと寂しい。
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これは確か金曜日の朝、会社の門を入ってから大きなVollmond満月に気づいて撮った。あんな会社の裏の山間から顔を出すんだなぁ、と。

今週ひとつ知ったこと。それはAOK健康保険のこと。この冬休み日本で治療のため歯医者に3度行きましたが、それをこちらのAOKでカバーできないかと尋ねてみました。お返事は「駄目」。なぜならヤーパンはEU圏外だからだそうです。ただ、年間9,5オイロさらに払って、海外旅行用の健康保険に入れば、その年の旅行先で生じた治療費はカバーされると。まだパンフレットをちゃんと読んでいないので間違っているかも知れないけど、その保険はあくまでもUrlaub休暇中におきた不慮の事故、病気を対象としたもので、
1.滞在が6週間以内であること。
2.旅行前から予定されていない治療であること。
3.大怪我、重病でないこと。
が条件のようです。
僕が帰国の際に日本の歯医者に行くのは、いくらこちらにいるときから治療の予約を入れたといても、旅先で歯が痛くなったと言えば、問題なくカバーしてくれそうです。歯の矯正とかインプラントなんてなるとちょっと無理でしょうが、定期検診や虫歯の治療ならこちらの保険プラス9,5オイロでどうにかなりそう。今年も一回ぐらいはEU圏外へ出ると思うので、歯の治療のことだけじゃなくても、加入しておいてもいいかもしれないなぁといま考えています。

東京では雪が降ったらしいですが、こちらも遅まきながらやっと少し冬らしい寒さになってきました。だけどそれでもまだ東京の方が寒いかも知れない。体感温度的にいうと、東京の冬って案外寒いですよね、帰国するたびに思います。日本のことぜんぜん知らない人が「日本も寒いか?」なんて興味も無いのに聞いてくることあります。「いや、ここほど寒くはないよ」と口任せに答えてますけど、もしそんな答えを信じて東京に来たら、東京って案外寒いじゃねーかってことになるだろうと、...まぁ、歩きながらの寒い通勤の時なんかにポッケに手を突っ込みながらそう思ってニヤニヤしてますよ(笑)。
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この木、日に日に傾いているような気がします。毎朝暗い中、この木がだんだんこっちに覆い被さってくるように思います。いつか、この小川にドテッて倒れ込むんだろうなと思っています。今日は土曜日ですから、郵便局の横の朝市に行って、毎度の緑のオリーブを買いました。これがあると週末ちょっと幸せなのであります。
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by furtwangen | 2008-01-27 06:32 | 黒い森の小さな町
2008年 01月 18日

256MB

昨日は、いつも会社に行く前にApfel Zimt Berlinerを買うパン屋で、ショーケースの前に立ったら、初めてみる店員に「Apfel Zimt Berliner?」って突然言われましたよ(笑)何で知ってるの?って言いたいけど、もううわさになってるみたいです。

正月に日本で注文したメモリーが昨日届いたので、さっそく僕のノートパソコンに増設しました。256MB装着済みのパソコンに、256MBの増設で、合計512MBになりました。ちなみにぼくのパソコンはペンチアム900MHzで、OSがXPのプロフェッショナルです。実は以前、このパソコンに512MBを増設して768MBで使っていたことがあります。パソコンの説明書には「増設は256MBまで」と書いてあるのですが、メモリーを売っている会社、B社ですけど、そのHPには、「512MB増設、確認済み」みたいなことが書いてあったので、無理して512MBのっけて、やっていました。おかげでマイスター学校で必要だったCADのソフトを使えてマイスターになれました。しかし最近、いわゆるブルースクリーンという、ちょっと変な例えですが、コンピュータの痙攣みたいなものが頻繁に出てきました。それが表示されるともうどうしようもなくなってしまいます。増設メモリをはずすと、速度は極端に遅くなりますが、故障が無くなり、結局、パソコンの説明書通り256MBの増設が限界なんだと思うようになりました。
256MB増設しても驚くほど速くはなりませんが、まぁ、やっと精神衛生上許される範囲の速度で動いてくれます。
お正月に「XPをあと3年現役バリバリで使う本」なんていう本買ってきました(笑)ので、900MHzCPU 512MBメモリ とこの本でこれからも当分XPでいこうと思っています。
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フライブルクのお母さんのところにあるサンタ。毎朝この紐を引っ張って、
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おはよ!って話しかけるんだって。

0120追記:
しばらくお休みします。たぶん一週間くらい。
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by furtwangen | 2008-01-18 06:48 | 黒い森の小さな町
2008年 01月 16日

偉そうにオペラ批評

週末にオペラを魅せてもらえるということで、ネット上でいろいろ検索してみましたよ、シベリアの理髪師って。どうもパッとした検索結果が出てこない。んー、確かにシベリアって言うのは極寒の世界のはずだから、と思って今度は、シチリアの理髪師。それでもダメだったから、もう一回オペラの名前確認したらセビリヤの理髪師だって(笑)。

というわけで、僕はオペラのことぜんぜん分からないのですが、それでも今回観て、ちょっと思ったことがあるので書きたいと思います。それは舞台に上がった脇役みたいな人たちの動き。なんというか、一言で言うとその動き方が軽かるしいと思いました。僕はオペラのことは分からないけど、でももう20本くらいは生のオペラをみせてもらっています。そのたびに、多かれ少なかれそのような思いを持ちます。
それに比べて日本の歌舞伎っていうのは脇役にいたるまでその動きが精練されているというか、無駄な動きが無い。例えば最近勧進帳を観ましたけど、関所の通過を一同安堵して涙する場面がありますが、だれも泣き叫ぶような動きはみせない。ただ右手を目の高さまで持ってきて「涙している」ことを表現する。義経が疑いをかけられて、弁慶がその義経を杖でボコボコにぶっ叩く場面だって、実際に弁慶は舞台の上で一度として杖を振り回さない。義経の体の前にその杖を添えるだけで、滅多打ちにしていることが表現され、そのときの弁慶の表情から、主君を打たなければならない無念と罪悪感までが表現される。動作は限りなく静的だけど、表現される精神は十分に伝わるこのすばらしさ。オペラが芸術ならば、その粋が舞台の動きの中でもう少し表現されてもいいように思うのですが、西洋のオペラにはちと無駄なバタバタした動きが多すぎる。もうちょっと落ち着いて!って言いたくなることしばしばです。

0120:tomさん
力が有り余ってる、ですか(笑)、なるほど。それは的を得ている説明かもしれませんね。
自分たちの特徴は、外の世界に出て初めて、その輪郭が浮き上がって観えてくる。井の中の蛙にならずに、お互いこれからもいい経験を積んでいきましょう。
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by furtwangen | 2008-01-16 07:59 | 黒い森の小さな町
2008年 01月 15日

この週末 in フライブルク

今晩は夕食にマウルタッシェンを食べました。僕の買うマウルタッシェンはいつもビニールに入った6つ入り。ただお湯で茹でるだけで食べられるので、冷凍ピザと並んで食事をろくにつくれない独身男の強い見方です。で、いつも4つ食べるか6つ食べるか迷うのです。4つだけだとちょっと量が少なくて、変に2つ残ってしまう。でも6つはちと多くて、最後の方はもう うっとしてしまう。で、今晩は冷蔵庫に変に残らないようにする方が大事という電気信号が脳から発せられたので、いまはマウルタッシェが胃で渦巻いてます(笑)

さて、今日もパソコンの前でたっぷりの電磁波を浴びながら、みっちり仕事をしてきました。まだ寸法がつめ切れていない部分もあるのですが、今日は主に早めに寸法を出しておいた方がいい部品のチェック、寸法の見直し。その後もいろいろやりましたが、今日帰る前に、つくづくコンピュータの画面に3次元で描き出されているその時計に見入ってしまいましたよ。なかなかいい顔になってきたなぁ、と。まだ数箇所手直ししないといけないんだけど、正面から見ると(正確には裏面から見ると。時計の裏蓋のガラス越しに見えるメカ)上品で、全体として調和が取れている。「設計している方向性は間違っていないな」という確信めいたものを今日はじめて感じました。また明日が楽しみです。

この週末は久しぶりにフライブルクへ行ってきました。またお母さんの所へお邪魔しまして、またまたオペラにご招待。セビリアの理髪師というオペラでして、とっても面白い、何度もゲラゲラ笑ってしまうような舞台でした。一応せっかくですから、内容も予習して行きましたので、おおよそ分かりましたが、今回の作品は内容がまったく分からなくても本当におもしろくできていました。いままで何度もフライブルク劇場でオペラに招待いただきましたが、今回ほどワッハッハ笑える楽しいオペラは無かったですね。ほんと観に行ってよかった。

そんでオペラを観に行く前に、お母さんが電気の明かりを2つも強制的に買ってくれました。数日前からメールで「行くよー!」って書いて、お返事が「見せたい物がある」でした。「はて、何かな?」なんて思っていましたが、ともかく車に乗せられて、行き先も言わずにどんどん走る。OBIという道具屋の前まで来て、「明かりを買ってあげるために今日ここまで連れてきた。前もって言うと、あんた、いらない、いらないってうるさいから、今まで黙ってた」と。もうそこまできたら、明かりを買ってもらって上げるのが親切というものでしょう(笑)。天井にネジでつける明かりと2mくらいの高さの、天井を照らす明かりの2つを買ってくれちゃいました。お母さんは僕の住んでいる部屋が暗いことを知っている、というかそう思い込んでいるので、そうなったのですが、おかげで今はものすごく部屋が明るくなってます。

お母さんのところで一泊させてもらって、日曜日は久ぶりにいつもコメントいただくちんころさんとお会いしました。この方、フライブルクのことよくご存知なので、ほかの人の前では「フライブルクは第二の故郷」なんて僕よく豪語するんですけど、この方の前では言わないんですよ、恥ずかすぃーですから(笑)
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日曜の朝の写真ですけど、フライブルクは雲ひとつない本当にいい天気でした。

0115:Pekoさん
セビリアの理髪師って、一般的にゲラゲラ笑っちゃう面白さが含まれているらしいですね。だけど、今回のフライブルクのは、その面白さにさらに輪がかかった感じでした。
ロジーナを獲得したくていろんな人に化けて愛を伝えようとする伯爵が面白いんだけど、今回はそういう愛の物語を映画に撮っている撮影スタジオが舞台。彼女のいる部屋の窓の外で彼が愛を歌うという設定も、窓付きの壁をわざと舞台の真ん中にドンと立てて、映画監督役の歌手が、スタート!とか言って、舞台にあるカメラを回させる。(撮っている映像が舞台両側の液晶画面に映し出される)さらに凝っているのは、ワイドショーの取材記者(もちろん歌手)が、その様子を興味本位に報道する。(両側のモニタに映し出される。さぁ、この愛を物にするのはどっちかな?Rufen Sie an! 最後の2桁で選んで! 01伯爵、02バルドン... 横棒グラフが出てきて、その棒グラフがビヨンビヨンって伸びてきて 01伯爵 63%!!!だって。みんな大笑い )
最後に、ウソをつかれて騙されていた、怒ったロジーナに「伯爵という身分にではなく、人間としての自分を愛してほしかったからウソをついた」と伯爵が打ち明けて、晴れて結ばれるという場面があるんだけど、それもよく喧嘩してるカップルが出てきて言い合いする番組があるでしょ、あーゆーテレビスタジオで芸能レポーターみたいのが立っている横で、その愛が結ばれるわけ。
原作の内容に2重、3重にお茶の間芸能テレビみたいなフィルターをかぶせて鑑賞させる、かなり凝ったオペラでした。
ちなみに知ってましたか、昔は理髪師にはホモが多いといわれてたらしいです。だから今回の理髪師フィガロも歩き方から腰の振り方、指の先まで、とことんホモでした。オペラ歌手として本当に演技がうまかったです。
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by furtwangen | 2008-01-15 08:15 | 黒い森の小さな町
2008年 01月 12日

もう週末

あっという間に金曜日になりました。仕事はほんのちょっとだけ大変になってきましたが、所詮好きなことですから一日が長く感じることはほとんどありません。ちょっとくらいムカつくようなことがあっても絶対に怒ってはいけないと自分に言い聞かせています。なぜなら、時計職人として、これ以上ないくらい恵まれた環境、やりがいのある内容をやらせてもらっているので、この仕事に背を向けても、これ以上いい仕事場があるとはちょっと想像できない。
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会社の窓から。まもなく日が出てくる頃で時間にして8時20分頃。

いまは設計の仕事をしてますが、それが終わったら今度は自分で設計したその時計を作るための手作業が始まると思います。どこまでいっても面白い仕事がつづきます。ちょっと考えてみてください、今の時代に手作業で腕時計を作れるチャンスなんてほとんど無いですよ。それも設計から製作まで、資金的なリスクを負わないで一貫してひとつの時計に携われるなんて。手作業ですから個数に限界があって、なのに測定器や工作機械は一人前に必要なわけで、普通はそんなプロジェクトに誰もお金出さないです。確かにスイスやドイツには、そういうことをやっているメーカーはありますけど、規模としてはそんなに大きくないから、そのための求人に出くわすのは、こちらで修行をしたとしてもかなり難しいと思います。僕の場合はただ単純にラッキーだったわけで、その幸運に感謝する気持ちを忘れてはいかん、といつも思っています。
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雲った天気が続く中で、時々日が差して前に見える森が明るくなると、ついつい外の景色に見入ってしまいます。
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by furtwangen | 2008-01-12 07:08 | 黒い森の小さな町
2008年 01月 11日

れんこん

昨日のKantine社員食堂にれんこんの入ったメニューが出ました。ハンスとマニュエラがそのメニューを食べてましたが、れんこんだけはお皿の端によけて残していました。なんだこりゃ?って言いながら丁寧によけてました。確かにこちらではれんこんを見ないです。れんこんの入った食事って、こっちで初めて見るかも。

会社での仕事、ちょっとずつ技術的に難しくなってきました。いままであんまり先の深いことを考えないで、大雑把にいろいろ設計してきました。今週当たりから段々その詳細を詰めていますが、そうなると、なかなか苦しい部分が出てきます。しかし苦しいからといって、「できない」と言うと、今までOKをもらって突き進んできている僕のアイデアを自ら否定することになりかねない。そこは苦しいながらもうまく乗り切らないといけない。一昨日、昨日は、前から触りたくない、いつまでも遠巻きに見ていたかった難問、もっとも大事なところをどうにかやっつけてきました。やっつけたといってもそれを採用するかは会社のボスたちが決めるわけで、ダメだったら、さらに苦しい中から新たなアイデアを搾り出さないといけません。

こちらはあまり寒くありませんで、朝の気温もマイナスにはなりません。ただ出勤のころはアスファルトの表面が盛んに凍っていてツルツル。
それからアスファルトで思い出した!こちらの道路には犬の落し物がよく転がっていますが、元日に打ち上げられた花火の台座やカスがいま、ごみとなって道路に散らかっています。それが水を含んで路上に伸びちゃうと犬の落し物にそっくり。朝は薄暗いですから、どれが本物で、どれが花火のカスなのかよくわりません。ともかくあやしいヤツを避け避けしながら会社に行ってます。
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by furtwangen | 2008-01-11 08:28 | 黒い森の小さな町
2008年 01月 09日

ついにブレーカーが落ちた

以前から台所の蛍光灯を消すと、その瞬間にオーブンの後ろあたりでものすごい爆発音がすることがあったのですが、それが昨日、今日と立て続けにおき、今朝の爆発音はもはや尋常でない、電気のことはよくわからないけど、どっかでショートしてるんだと思いますが、ともかくブレーカーが落ちたです。ブレーカーは落ちたら上げればいいんでしょうが、またあの爆発音を聞くのはやなので、ブレーカーは落ちたまんまにしてます。今晩Hausmeister家主に知らせておいたから、近いうちにどうにかなるでしょう。そのブレーカーの範囲に冷蔵庫が入っているので、それがいま使えないのがちと痛い。

昨日から仕事が始まりました。7日始まりはドイツでは遅いほうだから、みんな仕事をぶっ飛ばしてる中に肩身の狭い気持ちで社会復帰、じゃ無くて仕事復帰かと思っていました。が、みんなお互いに新年の挨拶をしながら握手をしているでないですか。ということで、僕のいる会社はほとんどの人が昨日が仕事初めだったみたいです。

それから昨日、LidlでBRITAという水道水を浄化するものが安く売っていたので買いました。そもそもここの水道水は軟水で変な臭いもないから、そういう浄化するものを買う必要は無いのかも知れない。それからたぶん浄化のフィルター代がバカにならないはず。んー、どうかな買って良かったか損したかはもうちょっと使ってみないと分からない。

昨日は夕食後、日本から持ってきた歌舞伎 勧進帳のDVDをちょっとだけ観ようなんて思ったら、結局最後まで観てしまいました。勧進帳は弁慶の最後の飛び六法が有名ですけど、僕は弁慶が義経に自分の非礼、無礼を詫びる場面で涙がポロポロ。弁慶が詫びるだけじゃなくて、義経はそれを許すどころか感謝する、その二人の間の空気を感ぜられるあたり、あー、やっぱり僕は日本人だなぁ、としみじみ思いました。

0109:ちんころさん
やっぱり誰でもケチること考えますよね(笑)僕もケチることで頭がいっぱい!取扱説明書に4週間で交換って書いてあるから、まぁ6週間はいくんじゃないかと、ひそかに期待してます。

佐々木康平さん
きょう家主が来てくれて、その蛍光灯のコンデンサがぶっ壊れているとのことでした。そこの蛍光灯だけはずして、それ以外、例えば冷蔵庫とかも今までどおり使ってます。
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by furtwangen | 2008-01-09 07:52 | 黒い森の小さな町
2008年 01月 07日

明日から仕事

前回の記事は、正月にうちに来た兄一家の姪が書いてくれました。そばでブログを書き始めたら、キーボードを打っているのに興味を持ってくれて、それでは、ということで、代わりに打ってもらいました。

さて、予定通り4日に戻ってきました。今回は久しぶりの東京フランクフルト直行便でした。いつもはパリやロンドン、コペンハーゲンで乗り換えです。直行便だとこんなに楽かと思うくらい体力的に負担が少なかったです。おまけに、乗り継ぎ便の時間分、早くフランクフルトに到着しますから、そのままICEに乗れば、僕の町へ来る最終バスに間に合う。フライブルクのお母さんの所に一泊しなくても済むというのもいいことです。

それから大したことじゃないですが、いつもドイツや日本の航空会社でない飛行機に乗るので、機内放送とか「コーヒーください」みたいに言うとき、どうもしっくり来ませんが(僕は英語がからっきし駄目)、今回のLHはドイツの航空会社ですから、機内放送だって、何か頼む時だって、なんだってもう毎度のドイツ語と日本語で済む。あの気楽さは本当にいい(笑)

2週間以上部屋を空けていたので、予想通り部屋が冷え切っていました。いま、「3」までセントラルヒーチングの栓を開けてますが(貧乏性なので「4」や「5」にはもったいなくてできない(笑))、まずは部屋を暖めるというよりは床や壁を暖めるという感じです。

4日の金曜日までに帰ってくるのには僕なりに訳がありまして、それは次の日の土曜日に買い物、週末のための食料を買出しするためです。もうこちらに戻ってきたら東京の気分でいてはいけません。日曜日は全部閉まってますので、土曜日の夕方にこちらに到着すると買い物が出来ず、日曜日のための食料がなくて、ひもじい思いをする羽目になります。

さっき両親に聞いたら、東京は今日も快晴とのこと。またあのきれいな富士山を望んでいることでしょう。こちらは相変わらずどんより天気で、青い空とは程遠い感じです。青空の天気さえあれば、気温が低くても気分は凹みません。まぁ、でももう冬至を過ぎましたからね、さすがのこっちも夏へ向かって日は長くなる一方のはずです。そう思えば精神的に少しは救われます。

追記:Pekoさん
会社はいつも暑いくらいに暖かい。だから昼食後はついウトウトしてしまいます。
いまこちらの気温6度くらい。思ったより暖かいです。たぶん、そっちのほうがさぶいでしょうね。
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by furtwangen | 2008-01-07 00:17 | 黒い森の小さな町