シュバルツバルトな毎日

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2010年 08月 28日

クラウディオ

度々このブログにも登場した同僚のクラウディオが会社を辞めることになりました。火曜日に内々にその意志を教えてくれて、木曜日の朝に、「いま、社長に言ってきた」と言いに来てくれました。涙が出そうなくらい残念です。

僕が図面を描くのに対して、彼はその図面に従って実際にモノを作るのが仕事です。その彼がいなくなるということは、モノをつくる人がいなくなるということで、業務上大変な痛手です。多分これから当分は、僕が設計・図面、そして製作までやることになるだろうと思います。

しかし本当に悲しく、寂しいのは、業務上の理由でなくて、あの「土」のような、飾らない、人当たりのいい、話し好きで、僕の話をよく聞いてくれた、彼の個性が会社から無くなることです。僕が一日の中で会話をする50%は彼との会話だったと思います。図面描きで現場の意見を聞きたくなったときや、疲れたときは、いつも彼のいる工場へ行って、気分転換をしていました。彼は時計修理の経験も豊富なので、会社の仕事とは関係なくてもメカの面白い話とかをよくしてくれました。

来月末まで、と言っていましたので、とても悲しいことではありますが、でも、まだあと一ヶ月は彼と共に仕事が出来るということです。彼の最後の日には、なにかいいプレゼントをしようと、(このプレゼント面倒臭がり屋の僕が)いまからまじめに考えています。

まぁ、残念、残念の思いが深いのでありますが、人生のうちで2年間、彼と一緒に働くことが出来た幸運に感謝しないといけないのかなぁ、と、仕事をしながらときどき天を仰ぐような気持ちになります。
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by furtwangen | 2010-08-28 05:27 | 黒い森の小さな町
2010年 08月 16日

安上がりな幸せ

先週は金曜日が休みだったので、三連休の週末でしたが、どこへ行くこともなく、ひたすら家事に専念しました。最近は不思議と、どこかを旅したいと思わないのです。昨年は米国旅行やカメラの購入でお財布がスッカラピンになりましたので、今年は少し貯めねばという心理が心の底にはあるのは確かです。しかしそういうことよりも、遠くまで旅行にいく理由がない。それよりも洗濯や食事や時計いじりのような、生活の足元を整えるほうが、よほど楽しいし、気持ちがさっぱりします。

あの後、別の時計もいじりましたが、それは時計を直す、というよりは引き出しの中に汚らしく保管されている時計を少しでもきれいにして、引き出しの中を整えたいという気持ちの方が強いです。一つの時計に一週間もかかっていては、引き出しの整理など遅々としてすすみませんが。

それから、この週末はテラスの床タイルをたわしできれいにしました。長らく放置していたためタイルの表面にコケのようなものがびっしり生えてしまい、全体が緑色になっていました。それを取ってまた白いタイルのテラスになりました。きれいにした後は、何度もテラスを眺めて楽しみました。

そうやって、ほんの少しずつでも身の回りがきれいになって、整っていくほうが、遠くまで運賃と宿泊費を払って旅行をするよりも、今の僕にはよっぽど幸せです。
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by furtwangen | 2010-08-16 06:11 | 黒い森の小さな町
2010年 08月 12日

久しぶりの時計いじり

長らく指先を使うような作業をしていませんので、先週、久しぶりに手元にある腕時計を分解して、いじりました。

目下、会社ではパソコン仕事ばかりなので、帰宅・夕食後1時間くらい時計をいじるのは、なんとも心が落ち着いて、精神的によろしいです。

いじって楽しめればいいので、機械式の腕時計なら何でもいいのです。僕の引き出しには、古くて汚い、動くんだか壊れているのかも分からないような腕時計がゴロゴロあります。

今回いじったのは、僕の勤めている会社が1952年に作った腕時計で、数年前にStuttgartの蚤の市で買ったものです。とても汚れていましたが、それ故、綺麗にし甲斐があります。

一昨日までに整備して、油も指して、いまは様子見です。

メカを綺麗にすること自体も楽しいのですが、その時計の「人生」に想いを馳せるのもまた楽しいものです。今から60年も前に作られ、その後いろいろ紆余曲折があったでしょうが、僕が蚤の市で買ったことによって、再び、生まれ故郷の町に戻ってきたのです。「よく帰ってきたなー」と心の中で想いながら直しました。近いうちにこれを腕にはめて会社に行くと思いますが、そうなれば、この時計にとっては、60年ぶりの帰還です。

値打ちはたぶん3000円程のものですが、60年間生き延びているこの時計を想うと、これからもできるだけ大事に使っていこうと、思うのであります。

0812:紅蓮さん
お久しぶりです。コメントありがとうございます。
最近は時計をいじっていないので、うまく直せません。今回は洗浄だけで済んだので、どうにかなりました。毎晩、その時計の様子を見ていますが、60年前の時計とは思えないほど元気に動いています。

0825:れいこさん
お久しぶりです。コメントありがとうざいます。
仕事は、正直言うと、もう大変なことになっています(笑)。これについてはまた近いうちに書きます。

時計はそのIdentitätを確認できると楽しさ倍増です。特に勤め先の会社が作った腕時計は、僕の仕事場にその詳しい図面が残っているので、かなり詳しくそのIdentitätを特定できます。例えば、「1952年に作った腕時計」と書きましたが、普通はそんな簡単に製造年まで特定出来ないです、たとえIdentitätが分かっても。「50年代」とか「60年代の半ば」くらいまで絞り込めるのがせいぜいだと思います。

今週から社員食堂が再開したので、ほっとしています。夕食は出来るだけ自炊するように努めています。少なくとも以前のように「冷凍ピザをオーブンに入れるだけ」とか「スープを缶詰から出して温めるだけ」のような事態に逆戻りしないようにしています。部分的に加工食品を使うことはありますが、必ずそれに何か+αするようにしています。
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by furtwangen | 2010-08-12 05:44 | 黒い森の小さな町
2010年 08月 09日

同僚の夏休みによるしわ寄せ

あまりに更新をサボっている為に、更新の仕方を忘れそうです。

最近は随分、暑さが収まってきた、というか涼しくなってきました。毎朝薄手のセーターを着て出勤しています。

数週間前まで続いた猛烈な暑さ、これについては以前書きましたが、その頃、その暑さのために盛んにコーラを飲んでしまいました。仕事場、猛烈に暑かったですから、まぁ仕方ないことだと思っていますが。毎日のように飲んで、そうしたら、随分したら、首の辺りが痒いぼつぼつが出来てきまして、あぁ、こりゃコーラのせいだと。

で、幸いその後、暑さが和らいで、仕事中でもコーラを飲まないで済むようになり、先々週には前に座っているナディーネにKamilleテーというお茶を勧められまして、それ以来、そのKamilleとPfefferminzeというお茶を、コーラに代って飲んでいます。

そうしたら、先週くらいからその痒みがだんだんなくなって、もとの普通の首に戻りつつあります。コーラって悪いんだなぁ、といま改めて思っています。

仕事は、先週、今週、来週が今年の山場でしょう、という感じです。仕事量はそんなに多くないのですが、ともかく時間がない。おまけに、今やっていることは、僕はほとんど経験がない。だから直近のことはどうにか分かっても、先が見えない。それから、図面のボスであるヴォルフガングがちょうどこの3週間、夏休み。日本人だったら、こんな大事なときにこんな長期の休みを取らないと思うんですが、まぁ、ここはドイツですから仕方ない。彼だって、災難と言えば災難ですよ。だって、計画性のない会社ですから、会社の予定を考慮したくたって考慮できない。「常識的に考えて、8月頃にはこの仕事が終ってるはず」なんて思って、休暇申請をしても非常識な会社ですら、実際はそうはならないです。

ですので、この大事な3週間をまだ経験の浅いナディーネとまったく経験のない僕で乗り切ろうというのですから、ひどい話。今週は図面を引きながら、最悪の場合、試作のために旋盤をまわさないといけないかも。旋盤仕事はドルトさんの仕事ですが、彼も休暇。下の工場にエアラートさんがいますが、彼の今週の様子がまだ分からない。そのエアラートさんかクラウディオにその旋盤仕事を頼むつもりですが、こちらの持ち時間があまりないから、はて、どうなることやら。

それと、今週・来週とKantine社員食堂が夏休みなんです。昼の食事で一日の栄養の大半を摂っているような生活をしていますから、これは案外、痛いです!
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by furtwangen | 2010-08-09 06:19 | 黒い森の小さな町